外務大臣に挑んだ女(10) | 菅野さち子 オフィシャルブログ「ふるさとを忘れず、ふるさとに寄り添い、ふるさとのために生きる」Powered by Ameba

外務大臣に挑んだ女(10)

11月28日(水)

 

 菅野さちこ氏のホテル出発は7:00、逆算すると私が家を出るのは6:00前、星が出ていた。朝だと言うのに車のライトをつけて出発、と言う日が続く。

 ホテルについて6:30に菅野さちこ氏に電話を入れた。風呂に入った、良く眠れたと元気な感じだ。昨日の朝の様に目まいも無いと言う、良かった。

「すぐに行かなければならないですか?」

「はい」

と言ったのに中々部屋から下りて来なくて気を揉んでいると、出発の10分前にエレベーターから降りて来て

「朝食を食べないと力が出ないのよね」

(食ってねえのかよ?)とも言えずにマイペースガールに振り回される私、


「んじゃ急ぎますか」

菅野さちこ氏が傷付かない様に、めげない様にと気を使いながら時間はオーバーし、挨拶廻りの待ち合わせ担当者に謝らなければならないのが、段取りしている岩城事務所の久保田秘書、挨拶先が減って結局選挙結果につながらないとすれば、困るのは菅野さちこ氏、やはり情けは人の為ならずなのか、悩む。

 朝のうちに来週の公示後の遊説コース案が仕上がって来た。各市町村の人口割りを考慮して時間を配分してある。公示後に白河市、須賀川市、田村市の3箇所で行う個人演説会の日程とも概ね合っている。色々あるが基本的にはこれで行こう、一つを決めないとその先が決まらない。コースが決まるとその日の夕方の周辺地域にミニ集会を割り振って行く。菅野さちこ氏の顔は全く売れていないのだから1分も無駄に出来ない、効率良く仕込んで行きたい。

 

 自民党議員会の農林水産部会と条例見直し検討委員会に出席する為、日中に一回県庁へ、幾ら党務での選挙準備と言っても県議としての公務は外せない、往復2時間半+会議の時間を空けた。県庁で議員の皆と会うと少し我に返る様だ、しかし須賀川事務所に戻ったらすぐに戦場だ。

 郡山市にある公明党県本部に菅野さちこ氏を連れて挨拶に行く事になった

「一度も顔を見ないで推薦も無いだろう」

という事からだ。矢祭町から合流する菅野さちこ氏と、田村市から合流する先崎県議に確認したら、指定時間には少し遅れるとの事、先方に失礼の無い様、早目に会場を確認、駐車場の状況までも二人に報告して時間前に部屋の前で待機、2分前に入室、菅野さちこ氏が遅れる旨を告げ了解を得てから、しばし公示前の情勢などを懇談、二人の到着を待った。

 菅野さちこ氏が到着して本題に入ると、公明党今井県議から所信についての質問などがを含め建設的なやり取りが進み、推薦の手続きについては

「時間がかかるかも知れない」

との話と


「お互いに頑張ろう」

との握手を頂き退席、菅野さちこ氏が矢祭町から1時間半かけてトンボ返りして臨んだ会見は、30分かからずに終わった、そして結局、推薦は得られなかった。