皆様、いつも大変お世話になっております。
愛知県豊田市でスナック/カラオケ喫茶幸子を経営しているさちこです。
スナック幸子は創業30年になる老舗。ド田舎にある小さな小さなお店です。先代ママである母は他界しています。
30年前わたしは20歳でしたが、当時は集客なんて特に何もしていなくてもお客様はいっぱいでした。この近辺はトヨタの寮が多く、ご近所のどんなお店も寮生で賑わっていたんです。店内だけでは席が足りず、キャンプ用のテーブルセットを用意して店の裏までお客様がいる-そんな状態でした。こんな小さなお店で1日の売上が10万とか15万とか…遠い昔に母から聞いた記憶があります。
それから24年の月日が流れ‐
大病を患った母に代わり、金・土の週2日間だけ私がスナックの営業をすることになりました。私はフルタイムで働く会社員でしたし、子どものこと障害のある兄のお世話、そして母のことがあり週末しか営業できません。
いざ、営業を開始して気づいたことは…お客様が少ない‼ ということ。
決まった常連様がみえるだけの静かな状態。まぁ-母ひとりでの営業が長かったし、晩年はこれで十分だったのかもしれませんが…
私はこのままではいけないさてどうしよう
まず1日に3万円の売上を作るにはどうしたら良いの?? そんなレベルでしたョ
結果はこの状態から脱却できたのですが、2019年カラオケ喫茶の営業を始めたことでまったく同じことを2度経験することになりました。この経験で確信したことがありますので、今回はそのお話しをしたいと思います。すべての皆様に当てはまることでもありませんが、同業の方のために何か参考になりましたら幸いです。
とりあえずは…常連様がポツポツとしかみえなくても、看板を灯しコツコツと営業を続けること。『継続はチカラなり』 3ヶ月~半年は耐えてください。灯した看板を見てくれている方は結構います。回転灯も取り付けてください。看板だけでなく回転灯はもっと効果がありました。
少しずつでもリピートのお客様が増え、そしてご友人や会社の仲間を連れてきてくれたり、お客様同士が仲良くなってさらなるリピートにつながったりもしました。
そうこうしているうちに忙しくてひとりでは手が回らなくなることが増え、そこでオープン当初に手伝ってくれていたふたりの友人に「お店を手伝ってほしい」とお願いし、ひとりずつシフトに入ってもらうことになりました。女の子がひとり増えるだけで店内はとても賑やかな雰囲気に変化します。そして『ひとりならひとり分のお客さん、ふたりならふたり分のお客さんが来るんだ』そんなことを思い知りました。
結果これで良かったんです。明らかに店は賑やかに変化しました。とても明るく楽しくなった店には、毎週足繁くかよってくださる常連様でいっぱいになりました。1日3万円の目標はクリアし多いときは1日7万円の売上にもできるようになりました。そして確信したこととは…『ふたりならふたり分のお客さん。でも3人になるともっとそれ以上のことができる』ということ。
試行錯誤の結果 過去記事「2月4日の土曜日のこと」
でも結局のところ、集客の問題にこれっといった方法はないというのが私の本心です。集客の本質は、店を動かすスタッフとお客様との人間関係にあり、まったく同じようなやり方をすれば良いかと言えば、やはりそうではありません。自分のお店にあった集客の方法を試行錯誤しながら悩みながら、ひとつひとつ試していくしか方法はないと思います。そして、あきらめずに挑戦した人にしか成功はないです。弊店の場合でも、もし最初からふたりシフトに入れたなら経営は赤字になっていたはずです。そこは挑戦しつつも慎重でなくてはならないところなのです。
今回は以上です。こんな集客の深い話しを、オンラインスナックで語れる企画ができたら良いと考えています。
さて今夜もオンラインスナックがんばります
開催間近のイベント
→11月27日(土)夜はふたりのママがお相手いたします【オンライン参加募集開始】
活動内容
→オンラインスナック横丁スナック幸子HP