都若丸劇団
その日は、日が照って、よく晴れていい天気。心地よい風も気持ちよかった。そんな、その日の天気のように、朗らかで心弾むような舞踊、あきらさんの舞踊が素敵だった。
あきらさんの出番の前は、座長中心とした総勢10名(多分、、、)の股旅姿で舞う群舞。道中合羽には若という文字が。
群舞が終わったら、三度笠が2、3、、、道中合羽もいくつか舞台袖に残されていた。忘れて舞台袖にはけてしまったのかな?
どうするんだろう、と思ったら次の曲が流れ、あきらさんが登場した。
残された三度笠や道中合羽を拾いながら、、、あきらさんは舞い続けた。
股旅姿ではないけれど、手にした三度笠と道中合羽がどこかしっくりくるような。。。
スイカを抱えるという歌詞のところでは、三度笠を両手に、大きなスイカを持っているように見せた。ゆらゆら揺れて重たそうに、汗を拭いた。でも両手に大きなスイカ、あきらさん嬉しそう。
お酒を呑む場面、道中合羽を広げ舞台に敷き、その上に座った!そしてお酒を飲みながら空を見上げた。
ほのぼのとした空気が広がる。
夜の部は、もっとパワーアップしていた。
あきらさんの前の群舞、終わって舞台が明るくなると、、、辺りは、三度笠と道中合羽だらけ。。。
一つ一つ片付けしながら、舞う。
何一つ同じことをせず、私たちを驚かせて、笑わせて、楽しませてくれた。
あきらさんの舞踊は、いつも風景が目に浮かぶように、私がちゃんとその風景を思い浮かべることができる、ゆったりと心地よい舞踊。あきらさんの目の先に、何が見えているのだろうと、思いながら観ていて楽しい。
その日は、本当に爽やかなその日の天気のように、朗らかで心弾む空気が、客席に広がっていたように思う。
夏が待ち遠しくなった。