不倫相手
「もしもし。Mですけど。
私からは電話掛けていませんけど。」

「どちらが掛けたにしろ、
主人だと分かっても
すぐに切ることはせずに、
そこで会話をしたのですよね?」

不倫相手
「…」

(この時の会話を録音しておこうと、
ボイスレコーダーのアプリを入れて
通話の内容を録音していました。)

今までの過程を話して
「主人から何度も電話で話をしたと
聞いています。」

不倫相手
「…」

(録音を察してなのか、はいとは言いません。)

「誓約書にも書いてありました通り
慰謝料を払って頂きます。」

不倫相手
「私、謝りましたよね?
やっぱりお金ですか?」

(あまりにも酷い言葉をかけられ
驚きました。
でも、こんな方だから10年も不倫
出来たのだと思いました。)

「私は毎日毎日苦しんでいます。
主人は一生かけて償うと言っています。
Mさんは私に対して、慰謝料と言う形以外では
償う事は出来ないのではないでしょうか?」

不倫相手
「いったいいくら請求しようと
してるんですか?」

(常に圧力のかかった喋り方でした)

「誓約書に書いてありました金額と
10年間不倫をした事に対しての
慰謝料とです。」

不倫相手
「そんな大金払えません。
そちらは弁護士つけてるんですよね?
なら、こちらも弁護士つけます!」

「はい、わかりました。
そうして下さって結構です。」

不倫相手

「…」

「でも、そうなると主人に全てを
話さなくてはいけなくなります。
主人が知ってしまうと、自殺するかも
しれません。」

「そうだと思いますよ。
私も明日死のうか、明日離婚しようか。
と言った精神状態ですので。
なので、小さいお子さんもいらっしゃるし
離婚になる事を思えば、
ご主人に話すことは避けた方が
いいと思いますよ。」

M
「…」

「こちらも子供が入院したり、
主人が病気になったりと
色々と大変なんです。」

(それは私に言う事ではないと思いました。)

「うちが共働きだからって、お金があると
思わないで下さい!
主人もお金の管理をしてますし、無理です。」

「もちろん、そうだと思います。
分割でも結構です。」

不倫相手
「分割なんて嫌です。
早く終わらせたいので、
一括にしたいです。」

「別にお金が欲しくて言っているのでは
なくて、反省して欲しいのです。
Mさんは人として絶対にしてはいけない事を
したと思います。
私に対して悪いと思うのなら、償って頂き
二度としないで欲しいのです。
なので金額はMさんが無理の無い範囲で
決めて頂いていいですよ。」

M
「ほんと少ないですよ。
◯◯◯万円も無理なので。」

(↑随分と少ない金額も無理とのこと)

「では◯◯万円で結構です。」
(かなりの少額にしました)

M
「分かりました。
あっでも、◯◯万円も無理かもしれません。」

(下げれるだけ下げようとしている
のが分かりました。
本当に反省していないのだと、
よく分かりました)

「そこは◯◯万円でお願いします。」

M
「分かりました。
何とか工面して渡します。
すぐには無理なので、また連絡します。」

「では、私の携帯まで連絡して下さい。
お待ちしております。」

本当はもっともっと長い話し合いがあり、
同じ会話の繰り返しでした。

でも向こうはご主人にはバレたくないのが
よく伝わってきました。
弁護士をつけるとなると、ご主人には
全てを話さなくてはいけなくなります。
私も人の家庭を壊す気なんてありません。
なので最終的には向こうに無理のない
範囲で決めて頂きました。

正直、こんな金額でうちの主人と不倫して
下さい。なんてレベルではありませんが、
不倫相手が私に対しての償いをして頂ける
と言う事だけに目を向ける事にしました。