月曜日が成人の日でした。今は成人式ではなく「二十歳のつどい」などと言うのですね。

そしてこの土日が大学入学共通テスト。

50歳を過ぎた私ですが、

この時期になるとなんだか胸がザワついてしまうのです。


成人式の思い出…20歳の私は楽しく大学生活を送っていました。が、内面は長い思春期から抜け出せず、自意識過剰と世の中への疑問、社会に出て食べていけるのかという不安でいっぱい。

きれいに着飾ってニコニコと式に参加するなんて、そんなことできない、今風に言うなら「無理!」。

だって中身がないんだから。

そして、親に「成人式には出ない。成人式でかかるはずだったお金が欲しい」と😓。

親も相変わらず融通のきかない娘に呆れたのか黙ってウン万円をくれました…。


自分の思いを言葉で伝えられていたら全然違ったと思うのですが、そこは説明できず。

式の日、家にいたのは覚えているけれど、何をしていたのかな…。

素直に参加できない自分が嫌だなあと思っていたような。

どんより曇った日だったような。

お金は何に使ったんだっけ。

ほろ苦い黒歴史の一つです🥲。


その2年前の共通一次試験の思い出。

生物の試験で見たこともない内容の出題があり、平均点が低かったため「かさ上げ」として(100点満点中)47点が無条件で加点されることになりました。

(Wikipedia によると単純な加点ではなく、数式があったらしい。そして物理も同様だったとのこと。)


ガリ勉してきた私は「努力を無駄にされた。どうしてくれるの!」と納得いかず。

後日、化学で受験した友達と話すと、結果が悪かったらしく軽い調子で「生物で0点取った方が点数が高かったよぉ〜」と。

その軽さに「大らかで良いな、私って小っちゃいわ」と笑ってしまいました。

現実を受け入れてジョークにした友達は生き方の達人かもしれない。

(のちにお子さんの小学校でPTA会長を四年務めたそうです)


そんなことが人生の重大事だったあの頃。

どんなに自分が恵まれているか知らずに常に悩みを探している気難し〜い子でした。

当時は自分のことしか考えていなかったけれど、年齢を重ねて少しは丸くなり、家族もいるので、自分のことで思い詰めてザワザワヒリヒリしなくて楽かもしれないと感じます。


50代で鍼灸マッサージ師になったと当時の私が知ったらびっくりするだろうなあ〜☺️

自分を磨いて角を丸くしていきたい〜 河原の石みたいに。

そんなことを思いながら施術していた共通テストの日でした。


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