研修メンバーの会の二次会を途中で抜け、娘と夕ご飯。
本当は、今回は娘と会うつもりはあまり考えてはいませんでした。
けど、この先娘のクラス東京に行くことがあまりなさそうだと思い、急きょ連絡したら「今日は一日バイトとかもないからいいよ」と。
 
会場を出て、電車に乗り込みすぐに「どこの改札口に行けばいい?」とメール。
「ハハ(←こうよびます、私のこと)は何か食べたいものある?」「うーん、なんでもいいかな。そうだな、パンはちょっと…。それ以外かな」
そんなメールをして、駅につき改札を出て、数分後に娘と合流しました。
「何にする?」「うーん、和食っぽいのが一番食べたいかな。ハハは?」「いいね、和食!そうね、駅近くでないかな?」
そんな感じで、駅周辺の駅ビルにて食事をしました。
 
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娘は鯛と鯵のお刺身ののった茶漬けセット、私は娘が食べたがっていて、けど、ネギと玉ねぎが混ざっていて断念した鯵のなめろう茶漬けセットにしました。
娘がどんどん大人になっていくのを見ていて、うれしいやらさみしいやら。
けど、相手をしてくれるだけいいかな。
ずいぶんと大人の会話ができ、自立しているなって思いました。
本命の大学には行けなかったけど、私は今の大学でよかったと思っています。
それは娘も、今となってこうして3年生に無事になって、すごく思うみたいです。
高校入学当初はなんせ「九州(地方)」と言っていたのですし、受験時には「茨城(地方)」でしたから。
自分のやりたい分野もしっかりと定まってきたみたいですし、学校でいろんな企業さんのインターンの受付をしているようで「3つくらい出したけど、第一希望は1名定員で13名応募があるから、第2希望かな」と。
「どんな企業?」「うーん、食品関係に今すごく惹かれているの」
どうやら、地域密着型のスーパーや地方にて全国的に名前の知られている食品を扱う企業にすごく興味を抱いているみたいです。
それとは別に、学芸員の資格も取れますので、そちらでいけばこっちの歴史資料館へ行きたいかなと話してくれ、どうやら鵜飼いとかに興味があるようです。
確かに小さいころから鵜飼い船のある地域の学校に通っていましたし、主人側の実家は(今は違うが)それこそ歩いて数分で鵜飼い船をまじかで見ることができる環境でしたし、市の歴史資料館も遊び場のようによく行っていましたし。
 
けど、どうやら就職は東京でということみたいです。
日本史を専攻し、今インターンでいこうとしているところはあまり関係のないところではありますが、自分がその時折で夢が違っていてもいいって思うのです、私は。
まだ20歳。
たくさんいろんな経験をして、自分の「生きる」ことの宝にしてほしいです。
それに、いろんな経験はどこかで必ずつながる部分があるのです。
決して無駄だったというものはないと、この年齢になり、ようやくそういったことが私はわかりました。
きっと娘はそういったことへの気づきが、こんな若くしてわかり始めているのかなと思うのです。
もともと幼いときからいろんなことに興味津々でした。
もちろん自分のイヤなことはさーっとどこかへ隠れるようにしてみないふりをしていることはありましたけどね。
だけど、本も大好きだし、やたらと雑学的なことを知っていますし。
けど、人に対してとても寛容です。
「人を嫌いにはなれない。だって必ずその人のいいところが見えるから」と娘は言います。
この辺りは私と同じ感性を持っています。
もう一つは「男性も女性も関係なく仲良くなれるけど、異性としていう目で見られたりそういう言動が見えてくる(つまり恋愛的な感情)相手とは仲良くなれないし、距離を開けてしまう」という気持ちも同じかもしれません。
娘はとっても人見知りでした。
高校に入ったあたりから、娘の超天然な部分をみんなが受け止めて非難を一切しない環境となってから、ようやく人との交流が持てるようになってきました。
大学が決まったとき、東京だったのでその辺り「都会だしな…」と娘も私も不安がよぎりましたが、そんなのはあっという間に解消され、今は娘の存在をすべて認めてくれる仲間やお友達に囲まれて幸せみたいです。
勉強も、さすが大都会。
いろんな資源が豊富で、本当にこの学校に進むことができて私も「良かった!」と思っていますし、娘自身もそう話してくれます。
 
娘自身は私と主人のことも、こんな若いのにちゃんと理解してくれ「まぁ仕方ないよね」と、いい意味であきらめてくれています。
もちろん、娘からある約束事はされていますので、それは守りますよ!!
それと、私と主人がこうして離れていても、娘はちゃんとお父さんはお父さんとして、そして私はお母さんとして付き合ってくれています。
どちらか一方に偏ることなく、平等に接することもきちんとできます。
その辺り、「若いのに苦労させちゃってるかな」と心配はしていますが、きっと今の娘ならちゃんと私または主人に泣き言も言えるようになったのじゃないかなと思っています。
 
こうして娘と会うことで、私は彼女独特の癒しを得て、なおかつ背中をまっすぐにしてもらうことができます。
娘に会うと毎回毎回たくさんのことを学び、そして人を「赦す」ということの大切さも改めて感じさせてくれます。
 
今回も娘を誘って夕ご飯を食べられてよかったです。
次回はいつになるかわからないけど、また一緒にご飯なり買い物なりできるといいなと思い、夜行バスに乗って帰ってきました。