こんにちは。

Sachieです。

 

今回は起業STORY第四話

→過去の記事:第一話第二話第三話

 

 

今回は

資生堂入社〜3年目までの

初々しい時期

 

 

私のトンチンカンな

仕事のモチベーションスタイルと

その変化について。

最初の赴任地は

縁もゆかりも無い

茨城県水戸市

 

 

初めて降り立った土地で

初めての社会人生活

 

 

親族も同期も知り合いもいない

孤独な環境でのスタートでした。

 

 

自分で決めた道だから

『まずは3年、どんな事があっても続けるプンプン

 

 

そんな根性目標を立てて

臨んだものの

 

 

最初の頃は緊張しっぱなしで

会社に行って挨拶するだけで精一杯💦

 

 

誰も仲間がいないような感覚があって

体も心も頭も

相当疲れていたようで

 

 

週末は夕方近くまで

起き上がれない日もあったし、

 

 

スーパー銭湯に通ったり、

近所のペットショップで

子犬を見てニヤニヤしたり…

(犬好き飛び出すハート

 

自分を癒して

ストレス緩和をしてたことも

(懐かしい笑い泣き

 

 

そんなガチガチな新入社員は

先輩や得意先の方々との出会いに恵まれ

 

 

娘や妹のように可愛がってもらい

2カ月程で孤独感はなくなりました(感謝飛び出すハート

 

 

 

一方で、

化粧品のキラキライメージの裏側には

泥臭い事がたくさんあって

 

そのギャップに苦しむこともネガティブ

茨城での業務の中で一番辛かったのが

入社2年目の秋

 

 

転勤された先輩の後を継いで

担当業務が大きく変わったタイミング

 

 

それまで自分のチームはなく

新入社員丸出し営業をしていたけど、

 

 

急に25名の美容部員(以下BC)

を抱えるチームを担当することになり、

担当エリアも広がり、

一気に業務量が増えました。

 

 

目の前の事もこなし切れず

得意先やBCからの依頼にも応えきれず

失敗したり、迷惑をかけてばかり…悲しい

 

 

ちょうど決算期も重なり、

会社からのプレッシャーもあって

 

 

どんな違和感があろうと

自分の意志とは無関係に

上司から指示の実行に力を注いでいました。

 

 

当時は

生産性が低く

判断もできない

自分の意志もない

めちゃくちゃ頼りない営業えーん

 

 

その頼りなさを埋めるためか

『目標達成!』

が自分のモチベーション

と思っていて

 

 

そのために

『みんなに迷惑をかけてはいけない』

『やらなくちゃいけない!』

『止まるわけにいかない!』

 

 

自分に言い聞かせるように

まともに休むことなく働き続けていた頃

 

 

携帯の着信音が怖くなったり…

 

疲れているはずなのによく眠れなかったり…

 

朝目が覚めると全身が痺れていたり…

 

自分の異変が出はじめて…

 

 

ある日の夜、

営業車で仕事先から会社に戻る途中

赤信号が見えてボーっと止まっていたら

 

 

後続車が

次々と私を追い抜いていきました。

 

 

『あれ⁉︎』と思って前を見たら

そこに見えてたはずの赤信号がなくて…

 

 

私は信号もなにもない暗い道で

止まっていたんです。

 

 

幻覚を見たのかもしれません。

 

 

幸い事故にはならなかったけど、

 

 

その時、

『心も体も限界だ…』

ってようやく気づいて

 

 

迷惑をかけるかもしれないけど

『明日は休もう』と決め、

一日中携帯の電源を切って休みました。

 

 

やっと自分の心が

『辛い、しんどい』

って訴えてる事を受け止めて

 

 

やらなくちゃいけない事ばかりに目を向けて

何が起きても乗り越える

自分の根性が凄いと勘違い

してたことに気づきました。

 

 

勝手に抱え込んでいた

あらゆる

『ねばならない』

から自分を解放してあげたら

 

 

本当は心の中は

 

 

この仕事向いてないな…

仕事行くのイヤだな…

こんな働き方イヤだな…

 

イヤイヤが募っていて

 

 

目標を達成することばかりに気を取られて

中身のないただ疲弊する時間を

過ごしていた自分に落ち込んだ…

 

 

更に私の悪い癖が

『落ち込んでいる自分は外に見せたくない』

『いつもポジティブに見せたい』

と思って平気を装ってしまう所

(この癖は最近まで抜けなかった)

 

 

仕事スイッチがONの時はクールに振る舞い

OFFになった途端、誰とも話をしたくなくて、

シャッターを下ろす

 

 

この頃の沈んだ気持ちは誰にも共有せず

抱え込んだままにしていて

しばらく立ち直れなかったチーンチーンチーン

 

 

 

この状況を解決したのは

ある出来事がきっかけでした。

 

 

得意先で入店中のBCから

『昨日、車上荒らしにあって

 大切なバックが盗まれてしまった』

と話があって

 

 

まだ犯人もバックも見つかっておらず、

バックの中には現金以外にも

大切な通帳や貴重品が入っていたとのこと

 

(BC)

『でも仕事があるから何もでできなくて泣

 

 

『それは大変!!』

とはいえ、

私がなんとかできるわけではないし…💦

 

 

ふとその日が給料日前日なのに気づいて

 

明日には給料が振り込まれてしまう…

もしかしたら、

給料振込を止めた方がいいかも⁉︎

 

そう考えて即会社に連絡して対応。

 

 

そんな私の姿を見て、

『ありがとう😊とても助かりました。

きっと将来良い営業さんになるね』(BC)

と言ってくれました。

 

 

『えっ⁉︎』

バック見つかってないし、

困るかもしれないと思って連絡しただけ

 

 

自分の行動に感謝してもらえた事に

ビックリして、

 

 

自信喪失中の辛かった気持ちが

フッと飛んでいったような感覚。

 

 

しなければいけないと思っていた

目標や仕事をこなすのが理想の姿

 

 

ではなくて

 

 

目の前にいる人のために考えて動いて、

喜んでもらえる事がしたかったんだ

 

 

ここが体感できた出来事でした。

 

 

この日を境に私のモチベーションスタイルが

目標をただ達成するではなく、

 

 

『関わる人に喜んでもらいたい!』

に変化

 

 

そのために自分ができる事は何か?

を考えるようになり

 

 

自然と得意先やBCから

相談されたり、頼りにされる事が増えて

 

 

実績もついてくるようになり

3年目には任せられる仕事も増えて

 

 

仕事イヤイヤ期からイケイケ期に開花爆  笑

 

 

『3年続ける!』

の目標は忘れた頃にあっさりクリア

 

 

自分の仕事に誇りを持ち

自分らしいやり方で仕事を楽しむ

愛社精神たっぷりの営業になっていました✨


 

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過去を振り返ると

自分の失敗も成功も

その時気づいたり学んだことが

 

『自分らしさ=価値』として

必ず自分の中で生きています。

 

 

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私の場合、

20代前半に気づけた

 

自分が大切にしたい想いと

その実現方法を

 

仕事で関わる人との

信頼関係づくりに活かすことができました。

 

 

ただ、

年齢やキャリアを重ねていく上で

このスタイルはアップデートが必要だった

という反省点もあり…

 

 

私はアップデートしないまま

働き続けた結果

30代にまた苦しむことに…

 

 

この続きは次回。

 

 

ここまで読んでいただき

ありがとうございます😊