M様のご支援による小型井戸が完成しました。

カンボジアの建設会社 KHJ Constructionsから届いた写真と報告書の内容です。

 

カンボジア井戸支援報告書(トップスワイ村)

チョムレア村デンハイさん宅の小型井戸が完成していたします。
水量、水質ともに良好であり、地域の人々はとても喜んでもらっています。

 

 

 

ソンバットさん(奥さん)より
『井戸を支援くださって感謝しております。お水はとてもきれいです。生活的に大分助かりました。すごく嬉しかったです。ありがとうございます。支援者にお元気で何の仕事をしても成功するように祈っております』

 

 

デンハイさんより
『井戸はとても便利です。私は外の仕事が難しいですが、家の仕事は凄くやりやすくなりとても嬉しいです。』

 

デンハイさんは出来るだけ家事をするようにしているそうです。カンボジアで家事をする男性は少ないですが、出来るだけ家族の負担を減らす様にしているそうです。

 

長男ソチアさんより
『ありがとうございました。
 毎日使っています。父親が一番 喜んでいます。』

 

 

 

ご支援のお陰で現地の人々の衛生状態および生活水準が改善され、

大変喜んでもらっております。
 

M様、貴重なご支援を誠にありがとうございました。

 

                                  KHJ Constructions Ltd

 

 

■井戸建設地の村の家族の紹介です。

(井戸建設前の様子です)

 

住所 カンボジア王国ソニコム郡タイエ町チョムレア村

https://www.google.com.kh/maps/@13.3883427,104.265191,278m/data=!3m1!1e3?hl=ja 👈グーグルマップ上の位置、概ねこの辺り

 

候補地はアンコールワットで有名なシェムリアップの街から約65㎞のデンハイさんの家になります。デンハイさんら2家族で使用予定です。

 

★デンハイさん一家5人家族

デン ハイ 夫 59歳 家の仕事、内職

ブン ソンバット 妻 57歳 日雇いの農業、内職

ハイ ソポン 長女 20歳 土を運ぶ仕事、日雇いの農業(撮影時不在)

ハイ ソチア 長男 17歳 土を運ぶ仕事(ドライバー)、日雇いの農業(撮影時不在)

チェット チョーチェイ ソポンの子 1歳

 

 

デンハイさんは1990年に地雷で足を失っています。デンハイさんは刺青が入っていますが、これは彼が元兵隊で戦地での無事を祈り彫ったという事です。おまじないという感じの意味合いです。

 

孫は長女ソポンの子供になりますが、離婚してしまいました。

土を運ぶ仕事は、トラックやトラクターで建設現場へ土を運びます。歩合給で1往復毎に給料がでます。カンボジアは標高が低く、大雨で水没する地域も多い為、土を運ぶ仕事は多いです。

 

日雇いの農業の仕事は、収穫など畑が忙しい時に日雇いで手伝いに行きます。日給で3.75~5ドルの収入になります。

 

仕事は毎日貰えるわけではなく収入は安定しませんので、仕事があれば何でもやるということです。

 

家と周辺の様子の写真です。

 

 

蚊帳が吊られているところが寝床なのですが、家が狭いので外でも寝るようになっています。

家に電気は通っておらず、車両バッテリーから電球と携帯の充電に使っています。

 

水の使用は、200m離れた池からの水を使っています。井戸を欲しいと思った事はあるそうですが、借金がありますので作ろうとは思いつかなかったそうです。

 

ビデオ家の周りの様子です。

https://youtu.be/a79Md7ZDGDg

 


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カンボジアの田舎の村にゆくと、先の内戦で大けがをした人、足を失った人を見かける事があります。

 

当時の内戦での地雷やベトナム戦争で落とされた不発弾が、今なお多く残されていると言われています。

 

戦争から20年以上過ぎた今でも、地雷や不発弾により大けがをしたり、命を落とす事故が起こっているそうです。

 

以前、カンボジアの田舎を訪れた時、村に住むお母さんから、当時の話を伺う事がありました。

 

戦地から逃れる為に、家族で歩いて国境を越え、食べるものもなく、本当に辛く大変だったと話していました。

 

これまで片足で、水浴びに行くのがたいへんだったデンハイさんも、

村に井戸が出来た事で、毎日楽に水浴びができるようになりました。

 

井戸ができたことで、生活が楽になり、家族の未来にも希望がもたらされます。

 

首都プノンペンは、急速な経済成長を遂げているカンボジアですが、少し田舎に行くと、厳しい環境の中で、貧しい生活を強いられている人々が、今尚、たくさんいます。

 

カンボジアには、日本以外にも、海外のNGOから多くの支援や援助が入っていますが、田舎の本当に貧しい村には、なかなか支援が届かないのが実情だと聞いています。

 

M様、貴重なご支援を本当にありがとうございました。

 

 

バラコミでは、カンボジアの建設支援会社(KHJ Constructions)を通じて、貧しい村、小学校への井戸支援・小学校建設支援を行っています。

お預かりした寄付は100%現地に届け、一切の手数料、経費等も受け取っておりません。


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