O様のご支援による大型井戸が完成しました。

 

カンボジアの建設会社 KHJ Constructionsから届いた写真と報告書の内容です。

 

 

■カンボジア井戸建設・ブランコ寄贈報告書(プムトゥアップ小学校)


プムトゥアップ小学校の大型井戸が完成いたしました。

 

私どもが完成の訪問に参った際、校長と村長そして子ども達が終始笑顔で迎えてくださり、O様に大変感謝していました。


校長:「大型井戸やブランコ、教材・教具まで支援してくださり本当にありがとうございます。

子ども達の大切な健康や教育環境が大変向上しました。

これからも支援していただいたものを使ってより良い教育を目指していきます。」


村長:「岡様本当にありがとうございます。大型井戸は学校だけでなく大勢の村人も使わせていただいております。村の子ども達の教育の質や、村全体の衛生環境が向上し大変嬉しく思います。」

 

 


完成した井戸は新校舎の建設が予定されているため暫定的な取り付けになっており、

まだポンプが見えていますが問題なくきれいでたくさんの水が出ます。

井戸からホースを伸ばし学校のいたるところで水を使用できるようにしています。

子ども達が井戸のところまで案内してくれました。

 

 


井戸の完成によってトイレが使用できるようになりました。

きれいな水がたまっています。

 

 

 

現在では危険だった古井戸を封鎖し、

新しい井戸の水を使ってさらにたくさんの植物を育てています。

 


近くのお寺の人と学校の教職員が協力して学校の緑を大切に育んでいるそうです。


また今では先生達と一緒に子ども達も植物に肥料をあげたりホースで水やりをしています。

 


学校や学校の周りは前回の訪問よりもたくさんの花が咲いていました。

 

 

 

 

~建設中の様子~


井戸建設の作業員にO様からの差し入れとして、ジュース3ケースを差し入れしました。
作業員は「人からこんなに物をもらったり、やさしくしてもらったことは生まれて初めてだ。

本当に嬉しい、本当にありがとうございます。」と言い大変感激し喜んでいたそうです。

 

 

 

~井戸試運転時の子ども達~


井戸試運転で水が出た際、子ども達はみんなで水にかけより、
口々に「きれい!!」「すごい!!」と言いながら大はしゃぎして喜んでいました。


「こんなにきれいな水をこれから毎日使えるなんて本当に嬉しい、夢みたいだ!!!日本の
Oさんとても優しい、本当にありがとうございます。」と感激しO様に感謝していました。

 

 

~寄贈品について~
以下のものを寄贈いたしました。
・ノート200冊
・絵本15冊
・カンボジア語辞書
・学習ポスター
・大定規4本
・三角定規2個
・分度器2個
・大コンパス
・地球儀
・温度計
・はかり
・算数に用いるおはじき
・特注遊具(ブランコ)
学習ポスター
保管場所
ノート

 

 

 

 

■寄贈時の写真

 

 


「寄贈してくださった様々な教材・教具のおかげで授業を工夫して正しく楽しく教えることが
できるようになりました。子ども達も前より積極的に授業に参加してくれます。本当に嬉しいです。」
と先生たちは大変感謝を述べていました。

 

 



ブランコは長く使えるよう建設技術スタッフが特注し太く丈夫なものを作りました。


子ども達はみんな楽しそうに遊んでおり、大きい子が小さい子を膝に乗せる2人乗りも見られました。

 

また、小学生が帰った後には近所のお母さん達が自分の小さい子ども(幼稚園児くらい?)を連れてきてブランコで遊ばせている姿も見ることができました。また村の若者も集まってくるそうです。

 

学校だけでなく村としての貴重な遊びや憩いの場になっているようです。

 

 

私どもが訪問に行った際、何人もの子ども達が必死に感謝の気持ちを伝えようと
「Thank you!! , Thank you!!!」と言ってくれました。


中には日本語を覚え、かたことで「ありがとう」と言ってくれる子どももいました。


O様のおかげでこの学校、そしてこの村の教育の質や衛生環境が大変向上しました。

 

O様がこの学校と村に環境やもの以上の幸せや希望を届けてくださったと実感しております。

 

また、カンボジアでは珍しくとてもきれいに学校を維持している校長や先生たちは
井戸や寄贈品を長く大切に使うに違いありません。


O様の多大なるご支援誠に感謝申し上げます。

 

 

                                           KHJ Constructions Ltd

 

 

 

今回、大型井戸を建設した小学校について、建設前の状況です。

 

■場所: コンポンチャム州 ストゥントロン群 ソプィアス区 プムトゥアップ村


■学校詳細及び井戸建設後の使用人数


<学校詳細>
・先生 総教員数 6名
・学年 1~6学年 総児童数 138名


<学校近隣の井戸使用者数>
・40家族 約150名
・学校に隣接する寺の住職 約30名
<井戸使用者総数> 約300名超

■教室で学習している子どもたちの様子

 

 

 

 

■学校の外観

 

 

 


■水使用現状


この学校には古井戸が1つあるものの、不衛生な水しか出ず、

作物などの水やりにしか使用できませんでした。

 

 

こちらの学校では、雨水を貯蔵するタンク等もなく、飲料水は購入するしかない為、、

子供達は季節を通して水のない、厳しい生活を強いられていました。

 

子供達は普段中々手足を洗うことができないので、このように汚れた状態です。

 

 

 

こちらは、家畜や鳥に触らないように注意喚起するためのポスターです。、

 

 

カンボジアでは、鳥や野良犬など、菌を保有した動物が身近にたくさんいます。

菌が付着したり、病気になった場合でも、

衛生的な水がないため、洗うことができないのだそうです。

 

学校へは国から施設・設備費として年間1000$支給されるそうです。

この費用で校舎等、施設の修繕、机・椅子・教具教材等、

ほとんどの設備維持、備品購入まで賄わなければなりません。

さらに毎年確約されているわけではなく、今年度は支給されないとの事でした。

 

人数の少ない田舎の学校に対して、国からの予算や対応は非常に厳しく、

いくら水がなくても、井戸を建設する余裕は全くないということでした。

 

今年度、国からの設備費用が支給されないということで、

O様より、大型井戸の建設とは別に、設備費用のご支援を頂きました。

ご支援により、ブランコの設置と学習道具一式を購入するになりました。

 

田舎の子供達は、教科書でブランコを見た事はあるものの、

実際に目にするのも、遊ぶのも生まれて初めてで、

みんな大喜びだったそうです。

 

井戸もブランコも、子供達にとっては、

夢のようなプレゼントだったのではないかと思います。

 

井戸ができることで、村人達の安全と健康が守られることになります。

生活に豊かさと、あらたな可能性が生まれることになります。

 

O様、貴重なご支援を本当にありがとうございました。

 

 

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