子供達のお絵かきの時間が終わった後、MAT小学校に隣接するお寺を訪問しました。

 

MAT小学校が建設される前は、お寺の敷地に、簡素な教育施設が建てられており、子供達はその施設で勉強していました。

 

ちなみに下の写真は、小学校建設前に子供達が勉強していた教育施設です。

 

 

 

教育施設とは名ばかりで、雨風もしのげない、強風が吹くと壊れてしまうような施設でした。

 

 

MAT小学校の建設を、村の人々や子供達が待ち望んでいたのはもちろんですが、何より、この学校建設を願っていたのは、お寺のお坊さんでした。

 

 

 

子供達が綺麗な学校で勉強できるようになり、本当に良かったと、日本の支援者の皆さんにくれぐれも感謝の気持ちを伝えてほしいとおっしゃっていました。

 

そして、支援者の方の健康と幸せを丁寧に祈って下さいました。

 

この村には何もないので、今回のようにおもちゃを支援してもらえるのは、子供達にとって、本当にうれしい事だとおっしゃっていました。

 

村には子供達が遊べるものないので、できることならば、学校にブランコなどの遊具があれば・・・という話もありました。

 

 

 

写真のお米は有志の方からの支援です。子供達と一緒に大切に頂きますと、お坊さんがおっしゃっていました。

 

このお寺は孤児院にもなっており、約20名の子供達がここで生活しています。孤児院の子供達ももちろん、毎日MAT小学校に元気通っています。

 

学校ができた事で、孤児院に暮らす子供達の未来への可能性が拡がり、未来に希望が持てるようになりました。

 

またMAT小学校の先生達は、とても教育熱心で、まじめて良い先生ばかりだという事でした。

 

幼い子供のいる先生も、学校を休まず、赤ちゃんを抱っこしながら、授業をしているのだそうです。

 

私達は学校を支援することはできていも、その学校を実際に運営し、守ってゆくのは、村の人々や、先生方になります。

 

熱心な先生達がいて、いつも学校を見守っているお坊さんが近くにいるということは、私たちにとっても安心できますし、大変ありがたい事です。

 

 

お坊さんとのお話を終え、

最後に子供達みんなと記念撮影をしました。

 

 

落成式の後、初めての訪問でしたので、実際に学校が使われている様子を見るのは、今回が初めてでした。

 

教室の中は、勉強に関するたくさんの張り紙や、折り紙などで綺麗な飾りつけがされていました。

 

また教室が汚れないよう、子供達は皆、靴を抜いて教室に上がっており、学校は、とても大切に綺麗に使われていました。

 

そして何より、子供達が元気に楽しく学校に通っていることが、とてもうれしかったです。

 

学校の耐用年数は約50年~60年です。

この先ずっと、雨が降っても、風が吹いても、安心して学校で勉強を続けることができます。

 

できるだけ長く学校が使えるよう、定期的にメンテナンスをし、MAT小学校を守ってゆきますと、KHJのシンホン社長も言って下さいました。

 

MAT小学校が地域の人から大切にされ、守られているという事も、今回の訪問で実感することができました。

 

ご支援頂いた寄付が、遠くカンボジアの地で、学校という形に変わり、多くの子供達の未来の可能性を支援できている事を、自分の目で確かめる事ができ、またご報告できるということが、とても幸せで有難く思っています。

 

本当に本当にありがとうございます。