今回、高野山の奥の院で、少しめずらしいお守りを授かってきました。

一つは「九重御守護」といわれるお守りです。

写真のアップは控えますが、小さな木箱の中に、巻物が入っています。

普段は、神棚に祀って、お祈りをします。

そして、ここぞというときには、巻物の封を切って神仏に祈ると、不浄を清め、神仏の守護が得られるというものだそうです。


もう一つは、「千枚通」と言われるものです。こちらも奥ノ院で授かりました。

この小さな袋の中に、「南無大師遍照金剛」と書かれた小さな紙が、なんと1000枚入っています。




このように水に浮かべて、「南無大師遍照金剛」と3回唱えてから飲むと、病気平癒や、安産祈願、難事から逃れるのだそうです。





お札を飲むというのが、とても不思議な感覚ですが、たしかに清められそうな感じがします。



そして、こちらは、金剛峰寺の中の売店で購入した「精進カレー」です。

お肉、お魚、ニンニク、玉ねぎ、化学調味料、が一切使用されていないと書かれていました。






パッケージの裏面には、このような記載がありました。


===================

五観の偈
食事を正しくいただくことは、まさしく仏道修行の道。僧侶の行う食事作法の一文です。

一。功ノ多少ヲ計リ彼ノ来拠ヲ計レ
いかにしてこの食事ができあがったか、それぞれにたずさわった人々の苦労を抵し量ることが大切である。

二。己ガ徳行ノ全力闕力多力減力ヲ忖レ
自分自身の行や徳(正しい行い)が、多いのか少ないのかを思い計ってください。

三。心ヲ防ギ過ヲ顕スハ三毒ニ過ギズ
食に対する執着やむさぼりは、目先の煩悩から起こるものであることを知リましょう。

四。正シク良薬ヲ事トシ形苦ヲ済ハンコトヲ取レ
食事は、この身を養う良薬であリ、飢えや渇き、健康を保つ為に摂るものである。

五。道業ヲ成ゼンガ為ナリ、世報ハ意二非ズ
食事をいただくことは仏道修行を成就する為であり、世間の名声を得る為ではありません。

===================

これを読むと、手を合わせて、感謝して、背筋を正して、心静かに頂かなくては・・・という気持ちになりますね。


お味の方は、あっさりしているけど、スパイスの効いた、和風野菜カレーという感じです。

お肉の代わりに、高野豆腐とこんにゃくがゴロゴロと入っていました。

パッケージに書かれているとおり、心にやさしい、身体にやさしいお味でした。