「常に自分は間違っている」

最近の私自身のテーマです。

「自分は正しい」と自分を信じることはもちろん大切ですが、「自分が間違っている」という目線でスタートしないと、自分を変えられない、もっと良い選択が見つからない、カルマが解除できない。と考えられるからです。

過去を振り返っても、「自分は絶対に正しい」と思った選択や判断ほど、今考えると「それは、間違ってるでしょう」思うことが沢山あります。

今の自分ならばそれが間違った判断だとわかるけれど、当時の自分では気づくことが出来なかったのだとすれば、「今、自分が正しい」と考えている選択や判断も、間違っている可能性があるはずです。

自分自身が深く考える事もなく、絶対正しいと思ってしまっていること程、実は怪しいということは、カルマの法則から考えてもいえるはずです。

自分が当然だと思っている事ほど、「カルマ」が前提になっています。

それは自分の育った環境や両親の前提によって刷り込まれている価値観です。

そのため疑うことが難しいし、ごく自然な価値観として自分に備わっています。

もちろんその価値観が間違っているという事ではないのですが、そこに自分の間違った前提があるかもしれない。と考えることが大切なのだと思います。

自分が普段何気なく使っている言葉には、自分のカルマが表れていると考えられるのです。

これはさらに気付くことが難しいものです。

例えば私自身、メールを送った後に自分の書いた内容を読み直してみて、「あぁ、なんでこんな書き方してしまったんだろう、こんな言葉を使ってしまったんだろう」と後悔したり、落ち込むことがよくあります。

よくよく考えて書いた内容でも、後から振り返るとそう思う事があるとすれば、何気なく発している言葉は誤りだらけなのだろうと思います。

師匠からは「対話というのは地雷原の間の細い安全地帯を、繊細に進んでゆくようなものだ」と言われたことがあります。

それ位、慎重に、危機感を持って対話すべきだ。ということなのだと思います。

一つ一つの言葉や選択が自分の未来を創ると考えると、本当にその通りです。

正直そう考えると、何もできない、何も話せなくなってしまいます。

しかしその状態、気持ちにならなければ、何も見えてこないのだろうと思います。

日々勉強、日々修業です。