8月15日。今日は68回目の終戦記念日です。
母は、戦争の時代を生きているので、 68年前の今日、ラジオから終戦放送(玉音放送)が流れた時の様子や、その時の気持ちなどについて聞いてみました。
当時、母は女学校に通っていましたが、学徒動員で、学校では勉強ではなく、風船爆弾を作る毎日だったそうです。女子も戦いに備えて、竹やりももって訓練していたのだそう。
ラジオが流れて敗戦を知り、この先自分たちは一体どうなるのか?とても不安だった話。
街にやってきた米軍兵に襲われないようにと、女学生たちは、みな髪を短くきり、顔に墨を塗るように言われた話。
家の近くに慰安婦の人達の宿舎ができた話。(母曰く、その人達がいてくれたから、襲われなかった)
食べるものがなく、ヨモギや草を取って食べていた話。
そんな話をしてくれました。
戦後の慰安婦の女性の話については、6月に鹿児島の知覧特攻平和会館に行った時に出会った本
文庫 ホタル帰る 特攻隊員と母トメと娘礼子 (草思社文庫)/草思社
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こちらの中にもありました。
この本の中にも、米軍兵に襲われないように、女たちは男に見せかける為に、顔にススやスミを塗って黒くしたり、髪を短く切った話がありました。
慰安婦として働いた女性は、主に戦争未亡人の女性達。戦争で夫や家族を亡くした女性達が、子供を養う為に、ひとり生きてゆく為に、犠牲となって、その仕事を引き受けていたのでした。
自分の大切な家族や夫の命を奪った相手。一番許せない相手に対して、その仕事をしなければならないことが、どれ程の苦しさだったのか、私には想像もつきません・・・。
周りの犠牲になって、その仕事を引き受けているのにも関わらず、周りからは白い眼で見られてしまう。
さらに、米軍兵の子供を身ごもった暁には、周りから袋叩きにあい、それを恐れて、彼女達は子供達を捨てるしかなかった話。
とても悲惨で惨い話が沢山ありました。
戦争で亡くなられた多くの人達。命は落とさずとも、家族を失い、貧困や餓えで苦しみ、多くの理不尽な体験を強いられたその時代を生きてきた人達。
そんな先人達のおかげで、今の平和な時代があることを改めて考えた一日でした。
あまりに平和な今の時代を生きているせいで、「戦争なんて起こるわけがない」と、どこかでそんな風に思ってしまっているものの、歴史は繰り返されているとするならば、未来はどうなるのかはわからない。
当たり前でないことを、当たり前だと思ってしまうと、それが当たり前ではなかったことに、気づかされる事になる。
過去、自分の人生を振り返っても、そんな出来事が度々ありました。
今の平和な日本があることは、決して当たり前の事ではないはずです。
一人一人がそう考えて生きること。そして、月並みな言葉になりますが、平和な日本に生きている事に感謝の気持ちを持つこと。それが、何よりの戦争で亡くなった人達への供養になるのだと思いますし、二度と戦争を繰り返さないように、一人一人ができる小さなことではないのかなと思います。
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