- “ゆとり世代”を即戦力にする50の方法/高橋書店
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「ゆとり世代」とは1988年~2000年に生まれた世代だそうです。
私自身は、新人類と言われた世代なので、ゆとり世代の母親世代になってしまいますが、読んでみると、自分にもあてはまると感じる部分が多かったです。
例えば、内面的なものとして挙げられている特徴として、
1.答えは考えるものではなく探すもの
2.情報はあるのが当たり前
3.間違えたくない
4.自分へのマイナス評価が気になる
5.多数派になりやすい
6.できるだけ客観的にみたい
7.内面を見透かされたくない
8.現実的に考える
特に、1と2については、前回のブログで書いた内容とも少し重なる部分です。
1については、記憶やパターン解答法を中心に勉強してきたことが、日本人の若者の頭の使い方に影響を与えている。
また、小さい頃から記憶による問題解決に慣れて育った彼らは、自分の頭で正解のない問題を解くということをしてこなかった。
さらにネットなどの情報の中に答えがないか?を探すことが優先され、「答えは考えるより探し求める」と言う感覚が、無意識のうちに若者達に定着している。
とありました。
私自身もその傾向が強いと思うので、師匠にも、「考えが足りない」と指摘されてしまうのでしょう・・・。
確かに、ゆとり世代の多くの人達にとって、幼いころからすでにインターネットがあり、世界中の情報を当たり前のように知ることができ、ネットで検索をすれば、欲しい答えをすぐに見つけることができてしまう。
そんな時代に生まれたなら、「答えは考えるより探し求める」のは、当然になってしまうような気がします。
本ではそんなゆとり世代に対して、どのようにマネジメントすると上手くいくのか?何について教えるべきなのか?ゆとり世代の優れた行動パターンとその生かし方について書かれていました。
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話は少し最初に戻りますが、「自分の頭で正解のない問題を解くことをしてこなかった」
これが、今の若者達にとって(若者だけに限らず)生きづらくなるような、色々な問題が起こっている原因の一つだと言えるのではないか?と思ったのです。
正解のない問題を解くことをしてこなかったとしたら・・・、
正解のない問題を解かずに済むのかと言えば、そうではなく、どこかでそれをさせられる場面が出てきてしまう。
何故なら、情報のない時代、人はみな、正解のない問題を考えながら生きてはずだから。
つまりそこで楽をしてしまっている分、自分の人生や自分の未来という、正解のない問題をひたすら解くように、悩んだり、苦しんだり、している人が多いのではないかと・・・。
それを考えつづけることは、ポジティブに働けば、希望や活力になりますが、ネガティブに働いてしまうと、悩みや不安や恐怖になるのではないかと思うのです。
そして、考えることで養われる問題解決能力が弱いために、打たれ弱くなってしまっていることも影響しているように思います。
そもそも生きるということが、正解のない問題を解き続けるではないかと思うので、仮に今それがネガティブに働いていても、結果的にポジティブに転じることは良くある事でもあるはずなので、それはそれで悪くないのかも知れませんが・・・。
時代の流れや環境によって生き方や考え方が変化するのは仕方のないこと。
けれど情報のなかった時代の人達は、みんな正解のない問題を解き続けながら生きてきたとしたならば、その不理解感情は、どこかで体験させられることになるはずです。
だとしたら、できるだけ肯定的に、自分に興味のあることを深く学んだり、研究したりすることは、とても有意義な事なのだと思います。
私の場合、人生の前半、考える事が面倒で、きっと色々逃げてきたと思うので、今、こうやってカルマの理論を学び、研究し、深めることで、補っているのだろうと思います。
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