ねむり/新潮社
¥1,890
Amazon.co.jp

基本的には「カルマの購入」という意味もあり、本は新書を買うようにしています。


なので、近所にあるブックオフには、ほとんど行くことがなかったのですが、先日、何気にふと、中に入ってみました。


ふらふら店内を歩いて、ふと目に入った本がこの本でした。


村上春樹氏の短編小説で、1時間で読める位の薄い本ですが、かなり凝った装丁で、ちょっと怖いような、それでいて引き込まれるような挿絵が多く使われている印象的でした。挿絵の多さや本の質感から1890円という値段も納得ですが、短編小説と考えると、新書での購入に躊躇していたかもしれません。


BOOKOFF価格950円で、ほとんど汚れもなかったので、即購入しました。


とある主婦が、ある日突然不眠症になり、17日間眠れなくなるという物語。


歯科医の優しい旦那さんと子供がいて、マンションに住み、車は2台。旦那さんを送り出した後は、スポーツクラブに通い、夜は家族団らんの時間を過ごす。



何不自由ない生活を送っている一人の主婦。本人も同じ毎日の生活を淡々とごく当たり前に過ごしてきた。


しかし、ある日をきっかけに眠れなくなり、眠れない夜の中で、自分が封印していたものに目覚めてゆく・・・。


主人公は、眠れない夜を、ブランデーとチョコレートをつまみながら、アンナカレーニアを読みふけるのですが、私はビールと柿の種で読みふけりました。


1時間位で読めてしまったのですが、「えぇ?ここで終わるの?」という所でバサッと終わってしまいました。眠りから覚める瞬間を表現しているのだろうか?その後主婦はどうなるのだろうか?


読む人の解釈や想像力に、かなり任されているという感じで、それが村上春樹的といえるのでしょうし、だから読み返したくなるのでしょう・・・。


ちょうどこの本を手にした時、不眠症まではいきませんが、眠りが浅かったり、夜中に何度も目が覚めたり、先日のブログに書きましたが、毎夜ミケさんに起こされるようになって、ぐっずり眠れない日々が続いていました。


そんな日々だったので、この本を手にしたのかもしれません。眠れない夜ほど、確かに頭は覚醒し、思考がずっと巡っています。眠れない焦りと、止まらない思考に、さらに眠れなくなってしまいます。


解消できていないカルマがある時、そのような状況になることがあります。ちょうどこの本を読んだ時の眠りづらかった数日を振り返ると、確かに解消できていなかった、理解できていなかったカルマがありました。


今思うと、読んだ日の夜、ぐっすり眠れました。 ミケさんも来なかったし・・・。


自分がしんどい時、自分よりも辛い状況にある人の話を聞くと、自分の気持ちが治まり癒されることがあります。


自分が眠れない時、もっと眠れない主婦のお話で、眠らない事を肯定している内容だったことで、もしかすると無力化できたのかも知れません。


さらっと読んでしまえる小説ですが、自分の心の中にある何かと共鳴するような、1度読むだけではもったいない、何度も読み返して深く味わいたくなるような、そんな本でした。



★★・・・===============


◆お仕事ブログはこちら です。


◆無料メールセミナー(メルマガ)
「独立の為のカルマの法則」のご案内はこちら です。

「カルマの法則を使って売上アップ」のご案内はこちら です。


◆「カンボジア小学校建設支援」

チャリティーブレスレットのご案内はこちら です。


★★・・・===============