映画「真夏の方程式」を見ました。
相変わらず、福山雅治サン、素敵でした。(笑)
ネタバレになってしまうので、(すでに原作を読まれている方も多いかとは思いますが)、内容についてはあまりふれないようにしたいと思います。
こちらの、福山サンのインタビューが印象的でした。
「個性の強いキャラクターのイメージが定着することは、役者にとってダメージでしかない」とよく言われている話を、「メリットでしかない」といい、理由について、総合格闘家ミルコクロコップの左ハイキックに例えて答えています。
http://eiga.com/movie/77534/interview/
いくら必殺技があったとしても、他が弱かったり、土台がしっかりとできていなければ、当然試合には勝てるはずがありません。
軸となる太い幹が必殺技であるということは、それ以外の土台となる力や総合力が高いレベルで必要である。ということだと思います。
そういえば中学校時代、私はテニス部に所属していましたが、学年の仲間の中では最下位でした。
ただ、何故かサーブだけが得意で、サービスエースが決まれば勝てるのですが、ラリーになるとすぐダメになって、結局負けてしまうのです。
今思うと、サーブは、スピーチ(一方的に伝える)、ラリー(対話・コミュニケーション)、と考えると、あきらかにコミュニケーション能力の低かった私のカルマが影響しているような気がして、妙に納得できます。
つまり全然土台が出来ていないので、サーブ(必殺技に例えるには程遠いものですが)が得意でも試合には勝てないのです。
ということで、現在に至っても、対話のレベルや、文章力を鍛えることが、自分自身のまだまだ足りていない土台作りなのだと思います。
映画に感想について少し書くと、
仙波(白竜)、成美の父(前田吟)の、成美(杏)に対する愛情、娘を思う父親の気持ちに心が打たれました。
自分自身が亡き父を含め、大きな愛情で守られているという実感が湧きあがってきて、感謝の気持ちがあふれました。
とてもせつない事件で、やるせない気持ちになりますが、「一体だれのせいなのか?一体誰が悪いのか?」と考えた時に、 倫理的な事は別として、「皆、その時その時、そうするしかなかった。大切な人を守る為に、それぞれが最善を尽くした結果、悲劇を生んでしまった。しかしそれは、本当に仕方がなく、どうすることもできなくて、誰も悪くなかったのだと。」そう、私は思いました。
問題やトラブルが起こった時、関係者すべてに対して「仕方がなかった」と思う事ができれば、カルマが解けます。
映画の中の話ですし、私自身のカルマにふれる部分が少なかったから、そう感じたのかも知れません。
もし自分が当事者であれば、絶対にそんな風には考えることができないはずです。
多くの悲劇、多くの理不尽な出来事は、その時、それぞれの立場の人達が、そうすることしかできなくて、それぞれが大切な人を守る為に、最善を尽くした結果、そうなってしまった・・・ということが、本当に多いと思うのです。
映画を見たり、小説を読むことで、通常の人間関係では観察することが難しいそれぞれの立場の気持ちを客観的に見たり考えたりできることは、とても有益だと思います。
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