取り引きで交渉するときのポイント、間違えていませんか?【社会人のマナー】
いざ仕事をするとなると、避けて通れないのが相手との取り引き。データのやり取りや商品の納品など、業種に..........≪続きを読む≫

記事の中で、交渉において正しいのはどれ?


という設問があります。


A.最初に落としどころの金額提示をして、強気に押しまくる

B.とにかく低姿勢でのぞみ、ひたすらお願いする

C.先方にとってのメリットを強調し、金額は高めから交渉する



交渉の目的とは、「互いの妥協点を見つけることではなく、

こちらの提供する条件について、相手が負けても良い

前提条件を見出すこと。



これは、私自身が学んだ定義です。

その内容を前提にして書きたいと思います。



まず「金額」を前提に交渉をすると、値段に対する不信感が

どこまで行ってもぬぐえない可能性があります。



例えば、100万円という提示金額に対して、


客先「ちょっとそれだと予算的に無理だなぁ・・・

70万しか出せないよ・・・」


営業マン「いやぁ社長、それは無茶ですよ・・・

そうですね、いやぁ本当に厳しいですけど、

今回だけということで、80万でお願いできないですか?」


客先「80万か・・・ん~厳しいなぁ。

75万でどう?」


営業マン「いやぁ勘弁してください。じゃあほんと

気持ちだけですが、78万でお願いします。


客先「仕方ないな・・・わかったよ。

じゃぁ78万で」



よくありがちなパターンだと思うのですが、

この方法だと客先の気持ちとしては、

「もうちょっと押したら、75万でもいけたかもしれないな・・・」


という不信感というか、

後から、もっと安くできたかも知れない。

という気持ちになる可能性があります。


つまり、金額を前提に交渉すると、

さらに安い同業他社が来た場合、

そちらに移ってしまう可能性も高いということです。


若しくは、価格競争となり、

次回は更なる値下げを求められる可能性があります。



では何を前提に交渉するのか・・・ですが、

人間関係を前提にした交渉、

つまりこの人と仲良くしておきたいな。

と思ってもらえる前提を作る。ということです。



自然動が使えるならば、

「この交渉が決裂したとしても、この人と仲良くしたい

と思ってもらえる交渉をする」

とセットするのが良いと思います。



例えば、100万円という提示金額に対して、

客先「ちょっとそれだと予算的に無理だなぁ・・・

70万しか出せないよ・・・」


営業マン「いやぁ、社長。本当に申し訳ないんですが、

100万円でお願いしたいんですよ。

これ以上は値引きできないんですよ」


客先「いやぁ、そうはいっても100万はちょっと

高すぎないか?」


営業マン「本当、すんません。これはこの金額なんですよ。

その代わりというか、わが社の提供できる何か他のサービス

をつけさせて頂きますので・・・」


客先「じゃぁ、例えばどんなサービスがあるの?」


ここから、客先のニーズを引出し、

それに対する提案をしていくという流れです。


100万なんだ。ということを先に受け入れてもらい、

そこから交渉をする。


もちろん、100万円という価格の根拠を明確にすることは

必要ですが、プラスαの提案で、

相手が受け入れてもいい。という条件を提示する。


プラスαのサービスだけでなく、

ここで、営業マン自身の魅力というか、

この人と仲良くしておきたいなと思ってもらえる

ことが一番重要なのだと思います。


トップセールスマンと言われる方は、

皆さん、そんな営業スタイルを持っているのではないでしょうか?


私が以前お世話になっていた社長の営業スタイルも

まさにそんな感じでした。


客先にメリットのある情報や人脈の紹介など、

徹底しておられたように思います。



ということで、最初の設問の中から選ぶならばCになるかと思います。

(少し前提は違うかもしれませんが・・・)


ただ、Bの泣き落とし的な営業も、

場合によっては、

「君にそこまで頼まれたら仕方ないな・・・」

という言い訳になると思うので、ありだと思いますが、

毎回は使えない手法だと思います。



私自身、営業について偉そうに云える立場ではないと思いますが、


営業もカウンセリングも基本は対話であり、


相手のニーズや気持ちをいかに引き出すか(察知するか)

相手の気持ちを理解するということ、

この人の話を聞いても価値が下がらないと思ってもらえる対話や

相手の言って欲しい言葉がいかに言えるかということや、

前提を使う対話、

抵抗を抑える対話など、


非常に多く共通点があるのだと思います。




お仕事ブログはこちら です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


引き続き、カンボジアの学校建設支援のご寄付を承っております。

ご支援とご協力の程、よろしくお願いします。



■カンボジア小学校建設支援■

■ご寄付の振込口座

■郵貯銀行
00960-2-182542
バランスコミュニケーションチャリティー基金

■一般銀行からお振込み
郵貯銀行
0九九支店(ゼロキュウキュウ支店)
当座0182542
バランスコミュニケーションチャリティー基金

ご寄付頂いた方へのお礼と致しまして、「努力のコツ・勉強のコツ・能力開発のコツ」の小冊子を無料で進呈致します。この小冊子は、私の『カルマ学と自然動の師匠』に特別に執筆をお願いしたものです。(この小冊子は学校建設支援のチャリティーのみでお配りしています…)

小冊子の送付の都合上、住所が必要になりますので、可能であれば郵貯銀行からお振込み下さい。(一般銀行ATMからお振込みの場合は、住所がこちらの手元に届きませんので、お手数ですがお振込み頂いた後、info@balacomi.com

宛に、送付先のお名前とご住所をお送り下さい