夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神/飛鳥新社
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前作に続き、面白かったです。 今回は「お金」がテーマでした。


あっさり、さらっと書かれていることが、とても深いように思います。


今回は、特に貧乏神の幸子さんのキャラが立っていたというか、幸子さんの言葉に、私自身諭されることが沢山ありました。


幸子さんが紙ナプキンに書いた、貧乏神から一番嫌われる行動・・・



「自分が困っているときに、困っている人を助ける」



言葉でいうと一言ですが、中々本当に難しいと思います。


自分が、主人公西野の立場に置き換えて考えた時、果たして、彼と同じ行動ができるのか?と考えると、正直自信がありません。自分が大変な時、自分が困っている時ほど、自分の事を最優先にしか考えられないものだと思います。


貧乏神の幸子さんは、西野が貧乏でいたほうが幸せなはずなのに、西野が貧乏でなくなることを教えてゆくようになるのですが・・・最後まで読むと、自分の幸せよりも西野の幸せに導いた幸子さんも、やはり幸せになれたのだと思います。


西野も、自分が貧乏から脱却できた後も、貧乏神の幸子さんを手放さなかった事で、彼の幸せが継続するのかも知れません。


お金がかからず、謙虚で控え目、献身的な幸子さん。 これは実はモテキャラではないかと思いました。




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