苫米地英人の金持ち脳 ~捨てることから幸せは始まる~/徳間書店

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金持ち脳になるためには、支出が収入を上回らない事。いくら収入が多くても、支出がそれを上回っているなら貧乏脳である。確かにその通りだと思います。

テレビを見ると貧乏脳になる。これも納得です。

私が書くと薄っぺらくなりそうなので、内容については控えたいのですが、

私が一番印象に残ったところは、「欲望が増えたから貧乏感が増している」という内容でした。

今から二十数年前、バブルと言われた時期、景気が良かった時代もそれは一部の人がそうであっただけのこと。

その頃と今を比べたら、確実に世の中は便利になり、快適になっている。

当時インターネットもなかったですし、携帯電話も庶民はもっていなかった時代。どう考えても今の方が豊かで便利な時代になっている。だけど多くの人は、不満や不安を抱えて、貧乏だと感じながら生きている。

苫米地氏の言うとおり、「欲望が増えたから貧乏感が増している」のだと思います。

ということは、豊かになればなるほど貧乏になる。ということです。

確かに矛盾しています。

人間の欲望にはキリがないですから、ある欲望が満たされたら、もっと上の欲望を手に入れたくなる。その気持ちがあるからこそ、チャレンジできたり、努力できたり、頑張れたりするのだと思いますが、永遠に満足することもできないのだとも思います。

だからといって、欲望を持つのがよくないという訳ではなく「今が最善、今が豊かである」ということを知ることが重要なのだと思います。

「足るを知る」という言葉がありますが、そういう事なのかなぁと思います。

「足るを知る」人間の欲望にはきりがないが、欲深くならずに分相応のところで満足することができる者は、心が富んで豊かであるということ。(故事ことわざ辞典より)

今に満足できなければ、例え豊かになったとしても満足出来ない。という事なのだとも思います。



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