昨日はお墓参りに行ってきました。

かなり久しぶりのお墓参りだったので、「本当に久しぶり。やっと来てくれたね」と言われた気持ちになりました。

やっと行けたのにも必然があって、色々な思いの中、お墓のお掃除をしていました。

父と祖父と祖母のいるお墓なのですが、お墓に行って手を合わせると自分が守られているなぁという気持ちになります。

たぶん自分では気づいていないけど、ピンチの時に助けてくれたり、導いてくれたり、気づきを与えてくれたり、空の上で一生懸命守ってくれているような気がします。

カルマの理論を学べた事もあり、特に父親に対しては、父が亡くなってから、父親の私に対する思いや家族に対する思い、愛情を理解することが出来ました。

そしてその愛情は亡くなって十数年経つ今でも、注がれ続けているのだと感じます。


お墓参りの帰りに、 「あなたへ」という高倉健さん主演の映画を観に行きました。
観に行く予定もなかったのですが、なんとなくそういう流れになりました。

$Heal the World ♪

遺骨を故郷の海にまいてと遺言した妻の願いをかなえるため、富山刑務所で作業技官として働く主人公が、長崎まで1200キロの車の旅に出る物語です。

ネタバレにしたくないので、詳しくは書きませんが、皆自分の人生に迷いながら、色々な物を背負いながら、人には理解されがたい不安や恐怖を抱えながら生きている。それが生きるということなのかもしれないし、人生なのかもしれない。

そして、人との出会いの中で助けたり助けられたりしながら、気づきをもらったり心を整理したりしながら、自分の人生を生きてゆくのだと。

健さんが、長崎への旅の途中、様々な人との出会いから、「遺骨を故郷の海にまいて」と遺言を残した妻の気持ちを考え、妻の遺骨を海に撒くことへの迷いを取り去ってゆきます。

そのためには、10日間の旅での出会いと出来事がすべて必然で、それがなければ恐らく決断することは出来なかったでしょうし、妻にはそれが分かっていたから、遺言をわざわざ長崎の局留めで受け取ってもらうようにしたのだと思います。

言葉の少ない映画でしたが、それだけに登場人物の心の葛藤が伝わってきました。

生きるということは、どこにたどり着くのかわからない人生を旅していて、その途中には険しい道があったり、時には進路を見失ったり、二手に分かれている道のどちらを選ぶか迷ったりするものだと思います。

バラコミ的には、そのプロセスがカルマであるともいえます。

何が正しくて何が間違っているのではなく、自分の人生や自分の決断や自分の選択を肯定するためにも、カルマの理解はとても重要だし、自分が出会う人や関わる人。それは、どんな場合でも自分に気づきを与えてくれる大切な人なのだと思います。



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