落成式の翌日はくっくま孤児院とバサックスラムを訪れました。

約1年ぶりでしたが、みんな大きく成長していました。

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くっくま孤児院には、今回の参加者の方でお米の支援をされている方もおられたので、子供達も会えるのがとても楽しみだっただろうと思います。

今年に入って在日韓国人の方の支援で、新しい孤児院が建てられて、とてもきれいな建物に変わっていました。

昨年までは、かなり薄暗くて今にも壊れそうな建物でしたが、今年からとても清潔で綺麗な場所で生活できるようになり、子供達はどれほど嬉しかったことでしょう。

このくっくま孤児院には26人の子供達が生活しています。

幼い頃に両親をHIVで亡くしたり、両親が貧困や病気の為に育てられなくなったり、出稼ぎの為に預けられていたり(そのまま引き取りに来ないこともあるようです・・・)、みんな様々な事情があり、ここで生活しています。

もちろん両親がいないことは、どれほど寂しくて辛いことだろうと思います。子供達の本当の胸の内は私には分かりませんが、いつもとても明るく元気で最高の笑顔で迎えてくれます。

お世話をされている日本人スタッフの美和さん(とてもチャーミングで素敵な方です)も言われていましたが、今子供達は、こんな綺麗な建物で生活することができて、日本の支援者の方のお蔭でお腹いっぱいご飯を食べることができて、幸せなのだと思います。

みんなそれぞれ、ご飯を食べたくても食べれない時を経験し、貧しくて生活が苦しい時期を経験しているから、今の生活は子供達にとっては夢のような生活なのだそうです。

子供達は、毎日早朝から民族舞踊の稽古に励み、イベントなどで少しでもお金が稼げるようにと、子供達自身も支援に頼るだけではなく、様々な努力をしています。

皆んな勉強が大好きで、今学校に行ける環境がとても幸せで、時間があったら本を読んだり勉強にも一生懸命で学校の成績もとても良い子が多いのだそうです。

親がいないですから、将来は自分の力で生きて行かなければならないということを、まだまだ小さな子供達ですがしっかりと自覚していて、勉強やスキルを身につけることに真剣に取り組んでいます。

「もちろん両親がいない事は寂しいことだけど、子供達は、今ここで生活できていることがとても幸せなんです」と美和さんは言われていました。

私達が孤児院を訪れ、子供達に会ってとても癒され幸せな気持ちになれるのは、私達の忘れている気持ちを子供達が持っているからなのかも知れません。

今の日本はあまりにも便利で豊かで恵まれていますから、それを当たり前と感じてしまうのも無理はないと思います。

もちろん豊かであることは大切ですし、選択できる可能性やチャンスは沢山ある方がもちろん良いですが、それを当たり前と感じてしまうことが問題なのかも知れません。

豊かだから幸せなのではなく、幸せと感じる前提がどこにあるのか。日本で生活しているとつい忘れてしまう大切なことを、子供達は思い出させてくれます。

$Heal the World ♪