「ヘルプ 心がつなぐストーリー」を見てきました。

$Heal the World ♪

南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーターは、当たり前のように黒人のメイドたちに囲まれて育ったが、大人になり白人社会に置かれたメイドたちの立場に疑問を抱きはじめる。真実を明らかにしようとメイドたちにインタビューを試みるスキーターだったが、誰もが口を閉ざすばかり。そんな中、ひとりのメイドがインタビューに応じたことから、社会全体を巻き込んだ大きな事態へと進展していく。
(作品情報より)

黒人差別という重く厳しいテーマを描かれた作品ですが、

アメリカのドラマっぽい展開、それぞれの役者さんのキャラクター

によって、軽快に物語が進んでいくので、楽しく見る事ができました。

役者の個性がそれぞれ際立っていて、とても良かったです。

1960年代のアメリカ南部を舞台に描かれていますが、

その差別の様子は本当に酷いものでした。

今ではここまでの差別意識はなくなっているとは思いますが、

それでも人種差別というのはまだまだ根強く残っているのではないかと

思いますし、人種差別に限らず、男女の問題、貧富の差、職業差別・・・、

世の中にはさまざまな差別が存在していると思います。

男女差別に関しては、男性と女性は身体の構造も含めて、

役割が違う部分も多いと思うので、互いを理解することが大切では・・・

と個人的には思います。

差別というのは、「自分と相手は違う、自分は相手よりも上だ」

と感じることから発生していると考えると、

人種差別主義の白人女性ヒリーは、私自身の心の中にも

十分存在すると思いますし、胸が痛みました。


自分は相手とは違う、自分は相手よりも上だ。

と誰かに対して感じるとするならば、自分も誰かからそんな風に

思われているから・・・ということですし、

人間関係の中で発生し得る感情だと思います。


しかし考えてみると、

たまたま日本に生まれてきた。という事で、快適な生活が

出来ていますが、もしかしたら、貧しい途上国に生まれていた

のかも知れないとも思うのです。

たまたま五体満足で生まれてきたけれど、

そうではなかった可能性だって十分にあったのだと思います。

もしも自分が快適ならば、身近な誰かがしんどい思いを

してくれている可能性がある。

自分が上と感じる時、それは自分が下と感じている誰かから

搾取しているのかもしれない・・・。そんな風に思います。




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