以前何かの番組で、教育評論家の尾木ママがこんな話をしていました。

これまでの、教師としての経験の中で一番印象に残っている事、

確かそんなインタビューだったと思うのですが、

K君という男の子の話をされていました。


中学生のKくんの成績は、体育の「2」をのぞくと、見事なまでの「オール1」

今のままでは高校に進学できないかも知れないという状況だったそうですが、

何とか何とか高校に進学することが出来ました。

高校に進学すると、K君の成績は、一気に「オール5」となったそうで、

が信じられない程の変化があったのだ・・・という話でした。


「オール1」から「オール5」に、一体何があったのか??と思いますが、

バラコミの理論から推測すると、

おそらくK君は、キャラクターウエイトがとても軽かったのではないかと思いました。

例えば、兄弟が多かったり(特に中間子で年齢差が少ない)

幼い頃引越しが多かったりした可能性があるのではと思います。

キャラクターウエイトが軽いと、周りの環境からの影響を受けやすくなります。

中学生の頃、成績が悪かったというのも、友人やクラスメイト達、

兄弟や両親などに無力化されてしまい、本来の能力が使えなくなってしまう・・・

という状況が考えられるのではないか?と思います。


高校に進学した後、一気に成績が優秀になったのは、

進学によって、今まで無力化されていた友人、クラスメートと離れることができた。

家族、兄弟も進学、就職などの変化からバランスが変わったこと。

それらによって、これまで無力化された分が能力として使えるようになった。

あくまでも仮説ですが、そんな可能性があるんのではないかなと思いました。


キャラクターウエイトや家族のバランスの関係、家系宿命期などの影響で

頑張っても努力しても、中々結果が出なかったり、なかなか上手くいかない

という時期がある場合があります。

しかしその時期に、どれだけ努力をしていたか?

若しくはどれだけ無力化されていたか?

によってその後、これまで出来なかった、苦労した分だけ結果が出る。

というようなことも起こります。


逆に考えると、今結果が出ていたり、上手く行っていたとしても、

それは誰かが自分とバランスをとる為に、無力化されていたり、

苦労しているおかげである・・・とも考えられるわけです。

つまり、上手くいって当然、全て自分の実力だと思っていると、

逆の立場になってしまう可能性もある・・・ということになります。

日々感謝と謙虚な気持ちを忘れないように・・・ブログに書くことで、

自分に言い聞かせています。



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