昨日のブログの続きになりますが、
本の中で、かおりさんという方のエピソードがありました。
あらすじになってしまいますが、少し書いてみます。
末期の食道ガンのかおりさんには、5才と6才になる子供がいます。
かおりさんのお母さんは、かおりさんを、産んだ直後に亡くなられたのだそうです。
家族が誰かにその話をする度に、かおりさんには、
「この子の実の母親は、この子のせいでしにましてね」
と聞こえていたのです。
「私はお母さんの命と引き換えに生まれてきた。お母さんは私のせいで死んだんだ」
と自分を責めつづけていました。
実際には、裕福な家庭に育ち、新しいお母さんもとても優しく、
良い旦那さんとも出会い、とても豊かで幸せな人生を送っていました。
しかし、かおりさん自身、自分が幸せであればあるほど、
罪悪感でいっぱいになり、自分を追い詰めていたそうです。
そして30歳の時、かおりさんは、とうとうガン宣告を受けました。
その時にかおりさんは、「これでやっと居場所を得た」と心からホッとしたのでした。
その後もかおりさんの容態がどんどん悪くなっていきました。
しかし、かおりさん自身、これが自分らしいと感じていました。
そんな折、著者の鈴木さんが、かおりさんに、
「もしも万一、貴女が亡くなる事になったなら、貴女の子供達は、自分のせいと思うかしら?」
という質問を投げ掛けました。かおりさんは、
「もちろんそんな事はないし、自分が子供達からどれだけ幸せを得たか…」を語りはじめました。
残念ながらかおりさんは、この後間もなく息を引き取られたそうなのですが・・・。
私自身、かおりさんの立場や気持ちを理解することはとても難しいですが、
「自分が生まれたせいで、お母さんが死んでしまった・・・」と、
生まれてきてから、ずっとそう思いながら生きてきたことを想像すると、
それはどれほど辛いことなのだろうと思います。
また、周りから見ても羨ましく思われるような幸せな人生を送りながら、
実際にはそうあることが、さらにかおりさんを苦しめていたのだと考えると、
本当に胸が詰まりそうです。
ガン宣告を受けて、「これでやっと居場所を得た」と思うなんて、
本当に、それまでの人生がどれほど辛く苦しかったことなのだろう・・・
と胸が締め付けられました。
著者との対話によって、「母親が亡くなったのは自分のせいではなかったんだ」
という気持ちになることができ、かおりさん自身、長く長く苦しんできた
そのカルマを解消出来たのだと思います。
その後お子さん達にも、「自分の人生が子供達のおかげでどれだけ幸せだったか」
をしっかりと伝える事ができ、そして安らかに息を引き取られたのだそうです。
かおりさんが最期にそのメッセージをしっかりと子供達に伝えた事で、
子供達が同じカルマを受け継く事を回避出来たのだと思います。
もしそうでなかったとしたら、子供達のどちらかが、
同じような罪悪感を経験する可能性があったのかも知れない・・・とも思います。
そう考えると、かおりさんは母親としての最後の仕事をしっかりと果たされたのだと思います。
本に書かれている以外の詳しい状況はわかりませんが、
もしも仮にもっと早い段階で、かおりさんがこのカルマを解消出来ていたとしたら、
もしかすると、命を落とさずに済んだのかも知れません。
「母親に対する罪悪感」セッションでも、大きなテーマになる内容の一つです。
母親に対して「悪いこと、苦しめることをしてはならない」、
「お母さんを犠牲にしてはならない」といった潜在意識的なパターンが
私達の中には存在します。
その罪悪感が大きくなってしまうと、自分を犠牲にしてしまったり、
本当に生きたい自分の人生を歩むことを拒んでしまう事があります。
多かれ少なかれ、このパターンによって自分の可能性を制限してしまう
ケースが実際に沢山あると思います。
とても難しいテーマですが、私自身もっと精進して、
いろいろな意味ですこしでも世の中の役に立てる自分になりたい・・・
と思いました。
お仕事ブログはこちらです。
本の中で、かおりさんという方のエピソードがありました。
あらすじになってしまいますが、少し書いてみます。
末期の食道ガンのかおりさんには、5才と6才になる子供がいます。
かおりさんのお母さんは、かおりさんを、産んだ直後に亡くなられたのだそうです。
家族が誰かにその話をする度に、かおりさんには、
「この子の実の母親は、この子のせいでしにましてね」
と聞こえていたのです。
「私はお母さんの命と引き換えに生まれてきた。お母さんは私のせいで死んだんだ」
と自分を責めつづけていました。
実際には、裕福な家庭に育ち、新しいお母さんもとても優しく、
良い旦那さんとも出会い、とても豊かで幸せな人生を送っていました。
しかし、かおりさん自身、自分が幸せであればあるほど、
罪悪感でいっぱいになり、自分を追い詰めていたそうです。
そして30歳の時、かおりさんは、とうとうガン宣告を受けました。
その時にかおりさんは、「これでやっと居場所を得た」と心からホッとしたのでした。
その後もかおりさんの容態がどんどん悪くなっていきました。
しかし、かおりさん自身、これが自分らしいと感じていました。
そんな折、著者の鈴木さんが、かおりさんに、
「もしも万一、貴女が亡くなる事になったなら、貴女の子供達は、自分のせいと思うかしら?」
という質問を投げ掛けました。かおりさんは、
「もちろんそんな事はないし、自分が子供達からどれだけ幸せを得たか…」を語りはじめました。
残念ながらかおりさんは、この後間もなく息を引き取られたそうなのですが・・・。
私自身、かおりさんの立場や気持ちを理解することはとても難しいですが、
「自分が生まれたせいで、お母さんが死んでしまった・・・」と、
生まれてきてから、ずっとそう思いながら生きてきたことを想像すると、
それはどれほど辛いことなのだろうと思います。
また、周りから見ても羨ましく思われるような幸せな人生を送りながら、
実際にはそうあることが、さらにかおりさんを苦しめていたのだと考えると、
本当に胸が詰まりそうです。
ガン宣告を受けて、「これでやっと居場所を得た」と思うなんて、
本当に、それまでの人生がどれほど辛く苦しかったことなのだろう・・・
と胸が締め付けられました。
著者との対話によって、「母親が亡くなったのは自分のせいではなかったんだ」
という気持ちになることができ、かおりさん自身、長く長く苦しんできた
そのカルマを解消出来たのだと思います。
その後お子さん達にも、「自分の人生が子供達のおかげでどれだけ幸せだったか」
をしっかりと伝える事ができ、そして安らかに息を引き取られたのだそうです。
かおりさんが最期にそのメッセージをしっかりと子供達に伝えた事で、
子供達が同じカルマを受け継く事を回避出来たのだと思います。
もしそうでなかったとしたら、子供達のどちらかが、
同じような罪悪感を経験する可能性があったのかも知れない・・・とも思います。
そう考えると、かおりさんは母親としての最後の仕事をしっかりと果たされたのだと思います。
本に書かれている以外の詳しい状況はわかりませんが、
もしも仮にもっと早い段階で、かおりさんがこのカルマを解消出来ていたとしたら、
もしかすると、命を落とさずに済んだのかも知れません。
「母親に対する罪悪感」セッションでも、大きなテーマになる内容の一つです。
母親に対して「悪いこと、苦しめることをしてはならない」、
「お母さんを犠牲にしてはならない」といった潜在意識的なパターンが
私達の中には存在します。
その罪悪感が大きくなってしまうと、自分を犠牲にしてしまったり、
本当に生きたい自分の人生を歩むことを拒んでしまう事があります。
多かれ少なかれ、このパターンによって自分の可能性を制限してしまう
ケースが実際に沢山あると思います。
とても難しいテーマですが、私自身もっと精進して、
いろいろな意味ですこしでも世の中の役に立てる自分になりたい・・・
と思いました。
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