「世界の果ての日本人」という番組で、

インドの奥地、ヒマラヤの近くの、とある村で生きる

日本人の女性が取材されている様子をTVで見ました。

日本からの取材スタッフが、デリーから電車を乗り継ぎ、

バスを乗り継ぎ、やっとたどり着いたその場所は、

山の奥地の断崖絶壁に建てられた寺院でした。

インド人の男性と結婚して、インド人の家族の一員と

して暮らす様子は、すっかり現地の人でした。


当然、ガスも電気も水道はなく、

ヒマラヤの山脈の付近ですから、気温も氷点下になる

状況の中、毎朝、午前5時に起きて、沐浴(水浴び)

してから、朝のお勤めをするのが日課でした。

1キロもの非常に険しい山道を、毎日に歩いて2往復する

という水汲み作業や(これは旦那さんの役目でしたが)

夜中、外に出るとトラに襲われる危険がある場所での生活、

そんな状況の中、ほぼ自給自足で生活している様子が

紹介されていました。


今小学校を建設しているブラサット村や、

これまで井戸支援をしてきた、カンボジアの田舎の村も

寒さや、山道の険しさはないにしろ、

ガス、電気、水道はもちろんありませんし、

半自給自足に近い部分もありますから、

それについては、そんなに驚きませんが、

そこで実際に日本人女性が村の一員として

生活している様子がとても逞しく凄いなと思いました。


インド人の旦那さんとの間に1歳の赤ちゃんがいて、

その赤ちゃんが、泣き止まなかったり、ぐずったりするのが

止まらない・・・というので、村の霊能者が原因を探りに

その家に来ていました。(この村では医者がいないので、

病気などについても霊能者?に対策を聞くのだそうです・・・)


その霊能者が、神様と交信して伝えていたメッセージが、

村の人達が、この日本人女性の存在に対して、

気になっていたり、恐れていたり、様々な感情が集まって

いるのが、その子供に憑いていて、そのような状態に

なっている・・・。というような事を言っていました。


実際に赤ちゃんというのは、このような人の念を受けやすい

存在ですし、実際にインドの秘境の村に住んでいる人達からすると、

これまで見たことも接したこともない、

遠い異国の日本人女性に対して、恐れや不安を抱くのは

当然だろうとだと思います。特にヒマラヤの付近に住むような

信仰心の厚い人達の想念は、強いものがあると思います。

そんな集団のからの感情が集まっているのですから、

その女性の下位者にあたる赤ちゃんに、感情が流れ、

そのような状態になってしまうのも仕方がない・・・とも思います。

赤ちゃんの立場からすると、お母さんを守る為に、

自分がその感情を引き受けて、カルマを解消していると

考えることもできます。


バラコミ的に補足するならば、

さらに日本人女性の、現地での生活に対する不安感やストレス

を、子供が表現している・・・ということにもなるかと思います。

いくらインドが好きで、覚悟をして嫁いだとは言え、

様々なストレスや葛藤があるのは当然ですから・・・。

自分で選んだ道とは言え、インドの秘境の奥地での

自給自足の生活は、毎日どんな気持ちなのだろうと、

私には中々想像が出来ませんが・・・。

凄いことだなと思います。


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