「心を整える」

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣/長谷部誠

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ワールドカップで日本代表チームのゲームキャプテンを努めた長谷部選手の著書です。

少し前に読んだのですが、とても心に響きました。

ベストセラーになっていますし、書店のランキングでも今でも上位に入っているのをよく目にします。

なぜ、長谷部選手が多くの先輩選手をおいてキャプテンに選ばれたのか・・・が、わかったような気がします。(私はサッカーに詳しくないので、他の選手の事など、あまり分かっていないまま書いています・・・)

海外の厳しいチームの中、常に熾烈なレギュラー争いのある状況で、自分が目立つプレーよりも、チームが勝つ為のプレーに徹した結果、レギュラーの座を勝ち取った話が書かれていました。

「チームの事を第一に考える」生き残るのが非常に厳しいプロの世界で、中々できることではないのでは・・・と思います。

「リーダーはなるものではなく選ばれるもの」

私のお世話になった師匠がよく言われていた言葉ですが、

ワールドカップでのキャプテンはその言葉通りのように感じました。

もちろん、様々な形のリーダーシップがあると思いますが、それぞれがリーグの代表メンバーの集まりですから、一歩下がったリーダーが適任だったのでしょう。

著者が常に意識していることとして書かれてあったのが、「常に相手の気持ちや立場を考えて対話をすること(行動すること)」「上から目線にならないように気をつけること(フラットな目線)」でした。

ワールドカップの時も、特にベンチに控えている選手達の気持ちを考えてプレーに望んだり、ゴールを決めた時も、まずはベンチにいる仲間のところに向かうことをチームに呼びかけて、常に一体感を目指していた。と書かれていました。

同じチームであっても、みんなライバルですし、ベンチにいる選手達は、当然、自分が出場したいはずです。

もちろん、出場できなくてもチームが勝つことを応援しているはずですが、潜在意識では、「自分が出場したい⇒同じポジションの選手が調子が悪ければ出れるチャンスがあるかも・・・」と考えてしまうのです。

つまり、ベンチにいる選手達の潜在意識が、ネガティブに影響してしまう場合も考えられるはずなのです。

ですから、この長谷部選手の配慮は、キャプテンとして、とても大切なリーダーシップのひとつなのだと思います。


文章で選ばれている言葉もとても謙虚で、長谷部選手が常に周りに対して心を配っていることが、伝わってきました。

見習わなければならないことだらけで、非常に勉強になりました。

何度か読み直してみたいと感じた本でした。

この本の印税はすべて東日本の被災地へ寄付されるのだそうです。





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