最終日、今回もお世話になった、KHJのHun Seang Hong社長と会食をさせて頂きました。

シェムリアップでの仕事を早々に切り上げプノンペンに来て下さいました。 

$Heal the World ♪

下記は、昨年頂いたHun Seang Hong社長の紹介文です。


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KHJ GROUP 代表
HUN SEANG HONG
1976年8月5日生まれ(34歳)国籍:カンボジア

留学先の日本の大学(国士舘大学)を卒業し、在日カンボジア大使館に勤務し、日本で12年ほど生活をしました。その際に、出会ったさまざまな方、団体と一緒に母国カンボジアの教育問題に取り組み、活動を行い、2007年にカンボジアへ帰国。

2007年KHJ Construction をプノンペンにて設立しました。日本で学んだ土木工学の知識で、カンボジアに学校建設を行っているNGO などの団体から仕事を頂き、信頼を得られる取り組みで、会社を発展させています。会社の発展で生まれる雇用がカンボジアの社会に貢献することになり、会社設立から3年、従業員も50人を超えました。

私は、教育施設の破壊や教師の虐殺を含み、多くの社会基盤を破壊した民主カンボジア(ポル・ポト)政権樹立の翌年、カンボジアで生まれました。14 歳の時に母が病死、16 歳の時に父が内戦に巻き込まれ死亡。5 人兄弟の長男として、高校に通いながら自宅で英語の塾を開いたり、川で魚を採ったりして生活を支えました。

どんな苦労を乗り越えても家族を助けられる道は大学、或いは海外留学しかないと思い、日本の大学に留学するために勉強に励みました。当時、大河メコン川に日本のODA で橋が架けられたことに感動し「私もこの橋を作りたい」と思い、日本の大学では土木工学を学びました。

カンボジア国内では、建設会社や日本語学校の校長も務めています。また、カンボジアへ学校建設支援、井戸建設支援をなさってくださる方々にカンボジアを訪れてほしいという願いから、2009年に旅行会社を設立しました。カンボジアでは教育を受けられずに育った若者が多いため、今後は、手に職をつけるための職業訓練所の取り組みも行っていきたいと考えています。雇用が増えれば生活がよくなり、教育にも熱心になり、国も発展します。

近い将来、生まれ育ったコンポンチャム州から庶民の代表として政治家になり、国民自身が希望を持てる国
を作ることを目指しています。そのためにはまず教育環境の整備が急務だと考え、学校建設を中心に、カンボジアの教育環境改善に向けて尽力しています。

2010年8月
Hun Seang Hong 
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Hun Seang Hong社長にも、今回の学校建設に対する支援者の方々の気持ちや、支援者の方がどのような状況の中で寄付をしてくれたかなどを伝えました。

Hun Seang Hong社長も、日本が厳しい状況であるにも関わらず、支援者の方がカンボジアに対して、本当に温かい気持ちで支援して下さった事にとても感銘を受けておられましたし、深く感謝されていました。

支援者の方に心から感謝していますと、そして学校が完成した時には、一人でも多くの支援者の方に見に来て頂く事が出来たらどれだけ嬉しいことかとおっしゃっていました。

今回の学校建設地であるブラサット村へ行くには、乾季になって水が引いても小さなボートに乗って村を訪れるしか方法がありません。

学校建設の為の資材を運ぶ作業も小さなボートを使うしかなく、非常に大変な作業になります。

会社としてもとても大変な作業になりますが、それだけこの支援は価値のあるものですし、何でも協力させて頂きますとおっしゃっていました。

ただ、通常の建設よりもどうしても時間がかかってしまうとの事。

乾季に入って工事を進めて、完成はおそらく来年の5~6月頃になるのではないか?との事でした。

今後の進捗については、随時ブログで報告をしてゆきたいと思っています。