※本日発行のメルマガの内容です。

■カンボジア学校建設・チャリティーセミナー
8月27日(土)14時~16時半《千里公民館》

■ご寄付の振込口座
郵貯銀行
00960-2-182542
バランスコミュニケーションチャリティー基金


詳細はこちらです

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■小学校建設支援の可能性について

《バランスコミュニケーション代表・江見佐智恵》


今回の寄付金による小学校建設が、カンボジアの子供達に

(ひいては、カンボジアという国に対して…)

与える影響について考えてみました。


現在目標としている、小学校の建設費用は、約400万円(49000ドル)です。

約400人の子供達が通学することができます。

(この金額には、授業に必要なすべての備品、

建設後一定期間のメンテナンス費用も含まれます。

なお、先生のお給料は政府から支給されます。

教科書、制服などは生徒の自己負担です…)


学校の耐用年数は通常50年以上だそうです。


つまり延べ人数で計算すると、

400人×50年=

20000人の子供達がこの学校で勉強することになります。


そして、建設費用が約400万円ですから、

1万円の寄付によって、延べ50人(1000円あたり5人)

の子供達に教育の場を提供出来るということです。


これは、1万円の寄付により、50人の子供達に1年間、

教育の場を提供出来るということであり、

言い換えると、1万円の寄付により、教室の1席を、50年間

提供できるということでもあります。

(50年という耐用年数を考えると、最初に入学する子供達の孫の代まで、

支援が続く事になるかもしれません…)


■バラコミに賛同いただいた方からの寄付の総額と活動の実績…

□2009/7/15~2011/8/18現在
265万4368円


(内訳:セーブザチルドレン寄付金、井戸支援寄付金、
井戸支援残高約6万円、小学校支援現在の募金総額25万8685円を含む)

※なお、バラコミは活動費及び運営費を全額自己負担しています。
つまり、いただい寄付金からは活動費等を一切受け取っていないということです。


□上記主な支援の内訳…

〇2010年5月 ルーツ研究会(バラコミ受講生の有志により発足)
監修による小冊子「ルーツの法則」の売上にて小型井戸2基を寄贈しました

〇2010年8月開催 スペシャルチャリティー企画:
募金総額104万5218円(大型井戸5基、小型井戸10基を寄贈しました)

〇2010年12月開催 クリスマスチャリティー企画:
募金総額28万5430円(カンボジアの子供達へ現地で購入した、おもちゃ、文具をプレゼントしました)

賛同いただい方から提供された、おもちゃ、文具などを集めて送付(ダンボール20箱分)

※これまでの寄贈井戸の総数:大型井戸9基、小型井戸13基

(活動の詳細については、ホームページhttp://www.balacomi.comに掲載しています)


■バラコミの活動の経緯

2009年、バラコミとしてのチャリティー活動を開始。

私的な社会貢献活動として、本業であるカウンセラー業を通して

チャリティーセミナーを各地で開催。

全額チャリティーをポリシーとし、必要経費など全て自己負担で、

セーブザチルドレンへの寄付を継続(2010年5月まで)。

2009年12月インドのマザーハウスを訪問、

翌年2月カンボジアのHIV孤児の施設を訪問、

世界の貧困と途上国の現状を目の当たりにする。


「目に見える直接的支援」

「1円も寄付金を無駄にしない支援」

「支援者の方に実感して頂ける支援」

を目指し、2010年3月よりカンボジアへの支援活動を開始。現在に至る。


■今回の企画に関する葛藤

とても私的なことも含め、今回のチャリティー企画を実施する上で、

様々な葛藤がありました…


3.11未曾有の災害に見舞われた日本…被災地に向けてのチャリティーを

優先すべきだという気持ちは今も変わりません。

しかし、被災地への支援は、これまでバラコミの目指してきた

『目に見える支援』とは少し違う気がしたのです。


「なぜ、私は被災地への支援よりもカンボジアへの学校支援を優先したいのか?」

自問自答を繰り返す中、いくつかの『言い訳』にも聞こえる理由が見えて来ました。


一つ目は、学校建設支援は、目に見える、実感の伴う活動だということです。

これは支援活動へのモチベーションとして必要なものでした。


二つ目は、途上国の教育への支援が、その国の未来的な経済の発展に、

大きな役割を果たすということです。これはバラコミの理論的に言っても、

カンボジアと日本の両国に有益だという結論が出ました。


三つは、カンボジアの学校支援の方が、私が活動する必然性が、

より高いということでした。つまり、震災への支援活動は、

私が行う必然が小さいと感じたのです。

これは、「私みたいな一般人よりも、専門的な知識や体力のある人や、

有名人や立場、資産のある人が支援する方が効率的なのでは?」

と考えてしまったということです。


しかし現実的に、カンボジアの学校支援をしたいと考えると、

また新たな葛藤が生まれてしまいます。


「この時期の国外への支援の理由を、上手に説明出来るのか?

理解して支援してもらえるのか?」ということから始まって、


「バラコミ理論上では、カンボジアへの学校支援は、

日本の未来にも有益なはずだが、どうすればそれが上手に伝わるのだろう…」


さらに、「バラコミは認定NPO法人ではないから、税金控除対象にはならない…

知名度と信用度の低いバラコミを信じて支援してもらうためには…

全く面識のない方に、私の活動を理解してもらうためには…」


これらの葛藤の結果として、長文のメルマガの発行に至りました。


しかし、前述の活動実績からご判断頂ける通り、

まだまだ力が及ばない事も痛感しているのです。


これまでバラコミの活動を支えて下さった方に、本当に感謝しています。

活動を始めてまだ2年に満たない仕組みですが、

今では、支援を預かっている代表者として活動出来ることが、

何よりの誇りであり、プライドになっています…


ご支援いただいた気持ちを大事に、最善を尽くしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。


最後に…今回の小学校建設を支援するカンボジアの貧しい地域は、

今なお日本の戦前のような状況です。


ちょっと大袈裟かもしれませんが、今後、インフラを整備し、

教育制度を整え、経済を発展させていくのは、

まさにこれから小学校に通う子供達なのではないかと思うのです。

つまり、私たちの学校建設支援は、カンボジアという国家の発展の為にも、

非常に大きな役割を担うのだと思っているのです。


戦後の日本が発展してきたように、カンボジアが良い意味で発展していき、

今回の日本の震災からの復興が、カンボジアの発展のように、

新たな可能性に満ちたものになると信じたいと思います。


最後までお読み頂き本当にありがとうございました。


※なお、高額の寄付についてですが…

■100万円以上…学校名にお名前を入れます。

各教室にお写真を掲載。カンボジア政府より表彰状とメダルの贈呈。

■50万円以上…各教室にお写真を掲載。

(落成式に参加された場合は、カンボジアの大臣よりお食事の招待があります)


※もしも、よろしければこのメールを、

『支援に対する意識の高い方』に転送いただければ幸いです。

このネット時代における、『メールの転送』はもっとも強力な支援の一つだと理解しております。

本当にありがとうございました…