映画「阪急電車」を観てきました。


$Heal the World ♪



京阪神在住の方には、とてもなじみのある阪急電車。

私も最寄り駅は阪急千里山駅ですから、やはり阪急沿線です。

そして、私が生まれてから20代後半まで住んでいた

阪急甲東園駅は、この映画の舞台となった阪急今津線にあります。

今住んでいる所から、1時間もかかりませんが、

特に用事がないと中々行くこともありませんから、

映画に出てくる風景を見ながら、とてもなつかしい気持ちになりました。


「どんな人も、仕事や人間関係で悩んだり、

口にはしなくとも、様々な思いを抱えて生きている」


ごく普通の人達が、日常生活の中で抱える悩みや心の葛藤が

映画の中で沢山散りばめられています。

幅広い年代の女性が登場しているので、とくに女性は、

「そう、あの時、こんな気持ちだったよなぁ・・・」

と、共感できる場面が沢山でてくるはずです。


たまたま電車で乗り合わせただけの人と、偶然、縁が出来て

気持ちを共有したり、新しいドラマが生まれる・・・。

一期一会の出会いやふれあいの中で、心が温まるシーンが

沢山ありました。


宮本信子さん演じる時江さんが、とても格好よく、

電車の中で、会社の後輩に婚約者を奪われた、

中谷美紀さん演じる翔子さんの話を聞く場面がありましたが、

まさに、名カウンセラーでした。


小説は読んでいなかったのですが、

映画化された理由にも、納得ができました。

観る人それぞれが、映画の中で出てくる登場人物の誰かと同じ気持ちに

なったり、過去の自分の当時の気持ちを思い出したり、

自分が映画の中の一部になっている。

そして観終わった後に、爽やかな気持ちになれる。そんな映画でした。






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