大型井戸（ワットタメイ村）

スペシャルチャリティーで寄贈した、大型井戸５基のうちの１基を

見学に行きました。







群長さんをはじめ、村の人たちが出迎えてくれました。

井戸ができて、村の生活は本当に大きく変わったと話してくれました。

井戸ができる前は、メコン川まで、水を汲みに毎日出かけていたのだそうです。

水汲みは、女性や子供達の仕事なので、川への水汲みは、遠くまでの往復が

大変なばかりではなく、危険でもあるのです。

毎年、水汲みに出掛けた子供達が、数人、川におぼれて亡くなるという事故も

あるそうです。


井戸が出来てからは、近くできれいな水を汲むことができるので、

本当に便利になったと、沢山の村の人たちがこの井戸を大切に使っているのだと

話してくれました。


ただ･･･近くと言っても、水汲みは本当に重労働です。

近所の人が水汲みにちょうど来ていたので、私もどんなものか体験してみました。




持ち上げようにもビクともしません･･･（汗）


しかし、このお母さんは軽々と持ち上げます。
。




近所の子供も自転車で汲みに来ました。





サドルもペダルもない自転車で、大きなポリタンクを積んで

行き来します。







便利になったとはいえ、私達には考えられない生活です。

カンボジアに来る度に、蛇口をひねると水が出るということは、

決してあたり前ではないという事を、考えさせられます。