最近移った新しい施設。

『その人の生活を大切に』という方針

ある一人のおじいさんが居る。
Hさん

いつも夜は熟睡している。日中傾眠もみられず、睡眠は充分とれていると思われる。

毎朝、6時ごろ自ら起きてこられるが、大失禁していることが多い。
自然と目が覚める時間なのか

おそらく失禁による不快感によって目が覚めてしまうのも原因のひとつであろう。

今の職場には、一人一人のケアについて、特に決まりが無い。
職員の色々な考え方によって行動している面がある。

本人の生活リズムを大切に!
その傾向として、失禁していても、睡眠を優先する考えが8割だそうだ。
なかには、よく寝ているのに、起こしてはかわいそうだと言う意見もある。

確かに人間にとって睡眠が大切なことはよくわかる。
しかし、睡眠を妨げてしまうことが、本当に可愛そうなことなのか?

もし、自分がHさんの立場で、毎朝起きて失禁している状態であったら、
もう生きていたくないと私は思ってしまう。
トイレで排泄ができないということは、人として、何かを失われた気分になるだろう。

寝ていたから、かわいそうと、思われるのは、なんの同情にもならない。
かわいそうと思うなら、起こして、ちゃんとトイレに連れて行ってほしい。

あくまでこれは私の考え方である。

介護は答えがグレーな部分が多い。
自分の考え方を押し付けるのが正しいわけではない。

本人が望んでいることはなにか?
言えずにいることは何か?

100パーセント知ることは無理だが、知ろうと思わなければ何もはじまらない