こんにちは。
ソーシャルワーカーのなかやましのです。
今日の本紹介も暑苦しい予感![]()
昨年、ひだまりの丘の研修の一環で
子ども虐待防止学会に参加しました。
会場が北海道だったこともあり、
札幌大学のアイヌルーツの学生を支援する
ウレシパ・プロジェクトについての講演を
聴いてきたのですが、
今日の本はその講演の中で紹介された本です。
もうめちゃくちゃ考えさせられる内容でした。
私は民族的には和民族というマジョリティとして
生きていると思っているけれど、
本当のところ事実はよく分からない。
他民族のルーツがある可能性を否定できるほど
自分の出自を知らない。
…というところから始まって、
とにかくマジョリティの立場の人は
マイノリティへの理解不足の前に
自分自身への理解が圧倒的に低い![]()
これはなぜかというと、
人は当たり前に享受できている優位性には
気づくことすら難しいからなんだよね。
日本社会全体が和民族の言語と文化をもとに
和民族が暮らしやすいように構成されていること自体が
アイヌなどの少数民族からしたら優位性であり
特権であるのだけれど、
その仕組みを作って享受しているマジョリティ側は
当たり前すぎて気づけない。
自分の周りには当然マジョリティばかりと思い込んでいるから
自分たちのことをわざわざ「和民族」とか言わなくていいし
「和民族だから」と個人ではなく民族として
ひとくくりにされることもない。
でも、実際マジョリティだと
こんなこと当たり前だと思いがちじゃない?
この感覚に鈍感であること自体が
差別につながるかもしれないわけです。
それが講演で学んだ
「マイクロアグレッション」なのだけど、
とにかく「普通」とか「常識」とか「当たり前」と考えることは
全部怪しいと思った方がいいくらいだなと思った。
その意識そのものが
マイノリティを傷つけているかもしれないと
想像力を働かせることができるか。
マジョリティ側はそれを問われていると思った。
ちなみにマジョリティって数の問題ではなく
その社会において優位な立場や権利を有する側のことを指すので
性別で言うと男性がマジョリティ、女性はマイノリティとなる。
私は女性なのでこの点においてはマイノリティなわけだけど
自分の人生や生活においてマイノリティであることで
苦労したり嫌な思いをしたりしたことがほぼないので
実はフェミニズムについてよく分からないなと
思っていたところがあったんだよね。
(書くのも恥ずかしい意識の低さ
)
でもそれは、
女性がマイノリティとは言えども
数の上では男性とほぼ同数であること
(=仲間がたくさんいる)と、
長い歴史の中で女性の権利を
ひとつひとつ獲得してきてくれた先人たちが
いるからなのだよね。
(高市総理もその一人になるよね)
※さっきの私が自分のことを
「和民族」とわざわざ言わない話と同じで
「女医」とか「女社長」とか「女性総理」と言うのに
「男医」とか「男社長」とか「男性総理」とかは
言わないことから男性の優位性がわかる。
ということで、
差別をなくすには「知る」ということが
とにかく欠かせないわけだけど、
その「知る」という対象は本当に多岐にわたっていて
相手の文化や価値観や思いを知ることはもちろんだけど
それ以前に自分の立場や価値観や無意識の行動などを
自覚するということも欠かせない。
これは別にレイシャルハラスメントに限ったことではなく
LGBTQ+にしろ、フェミニズムにしろ、
身近ないろんな場面において言えること。
独身男性に「彼女いるの?」って当たり前のように
聞いちゃうみたいな無神経さに気づくことが大事。
(パートナーが異性とは限らない)
要するに、
人はみな違うこと
違いは民族や性別などで括られるものではな
く全ては個人個人の個性にすぎないこと
目の前の人を一人の人として尊重することが
差別を生まない関係性に繋がるのだと改めて認識しました。
めちゃくちゃ真面目に語ってしまったが
普段マジョリティとして社会生活を送っている立場の人は
全員読んだ方がいいくらい大事なことが詰まっていた。
なのに、漫画と親しみやすい文体の解説が
交互になっている構成で読みやすく、
とても分かりやすい本だった。
ちなみにこの本が
ちゃんと図書館に配架されていることも
本当に大切なことだなと思う。
ぜひ多くの人に読んでみてほしいです![]()
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