今流行のガレット・デ・ロワ。

1月の第一日曜に新年のお祝いとして食されていましたが、

最近のフランスでは、約25年前からクリスマスの12日後に食べる習慣になっているのだそう。

キリスト教では、12という数字は12聖人と聖なる12月を表す重要なNumber。

フェーブが一つ入っていて、フェーブの入ったケーキに当たった人が

その日一日王様になれるという遊びもあります。

昔は、フェーブの代わりに豆を使っていたんですって。

最近ショップに並んでいるガレット・デ・ロワは、誤ってフェーブを飲み込んでしまわないように、

アーモンドを一粒入れているケースが多いですよね。

いずれにしても、フェーブには歴史があっていろいろな形があります。

とてもかわいらしいので、是非フランスの骨董市では見ていただきたいです。

sucre de vivre -フェーブ

最後に、ガレット・デ・ロワの親戚みたいなお菓子がピティビエ。

ガレット・デ・ロワがアーモンドとクレームパティシエールを詰めるのに対して、

ピティビエはアーモンドクリームだけを詰めたお菓子。

表面の模様も、ロワは格子か放射線状だけどピティビエは花模様。

ボルドーのお菓子と北のロワールのピティビエ市から来たお菓子で、似ているけれど由来も違うのです。

今年は、是非その違いも楽しんで味わってみてください。

sucre de vivre -ピティ冷え