江戸川乱歩の作品を読みました。
さちブッコは小学生の頃から、
江戸川乱歩が怖くて嫌いでした。
正確に言うと、
江戸川乱歩の本の、背表紙の怪人?が
嫌いでした。
図書館においてある乱歩全集の
背表紙を見たら死ぬんじゃないかと
思っていました。
確か、こんな感じだったと思います。
それが何十人(何十巻)と居て、
本当に怖かったのです。
ですから、
江戸川乱歩の作品は、
読んだことがありませんでした。
だって、
背表紙に触れたら
死ぬかもしれないと思っていたのです。
(本当は死なないことはわかっているけど
怖くて息が止まってしまうと
本気で思っていました)
そんな「怪人こわいよ人間」さちブッコが
いつから乱歩を読むようになったかって?
きっかけは、20代後半になってから。
美輪明宏さんの舞台
「黒蜥蜴」(くろとかげ)を観に行った際
その原作者が乱歩氏だと知ったのです。
その「黒蜥蜴」の話自体が、
怖いだけでなく、
人間の機微を細かく描いていて、
醜さ、狡猾さ、欲の果てに、
愛とか優しさもあるんだと
考えさせられるような作品でした。
それから、
江戸川乱歩の本を借りて読んで、
「あ、この人すごいなぁ」と
尊敬するようになりました。
なにはともあれ、
さちブッコは、
乱歩作品を読めるくらい
大人になっていたのでした。
でも、
あの背表紙本には、
手をつけていないさちブッコなのでした。



