東京さくら回廊 その2東京さくら回廊 その2綺麗な桜を見た後は・・・もちろん食!!「江戸っ子だってねぇ」「神田の生まれよ!」東京駅から ちょっと足をのばして神田に行ってみました。 JR総武線の御茶ノ水と秋葉原の間の辺り神田一体 江戸時代はお茶の水から西の武家中心の山の手に対して 江戸庶民の下町として発展したエリアでした。今は 歩いていてもビルばかりの街並みですが 江戸の頃は きっと 威勢のいい江戸っ子達が生活していたのでしょう。ビルの谷間にちょっとだけ 幕末の頃を感じられる風情が残っています。かんだ やぶそば「江戸三大蕎麦」といえば 砂場・更科・藪。一度行きたいと思っていたお店「やぶそば」明治13(1880)年創業の“やぶそば”は 幕末の蕎麦の名舗『団子坂蔦屋(後に藪蕎麦)』の淡路町店を堀田七兵衛が譲り受けて営業を始めました。明治時代後期に 団子坂蔦屋の本店が廃業したので 藪蕎麦本店の看板を受け継ぎ今日に至るというお店です。 お昼をかなりすぎた時間に行ったので店内は比較的空いていました。昼時は待合室も満杯になるど並ぶそうです。 「焼酎の蕎麦湯割」 「ねりみそ」 「五菜盛り合わせ」 「アサリの酒蒸し」 「アナゴの白焼き」 「小田巻蒸し」 「天たね」芝海老を濃口胡麻油でかき揚げにしたもの。分厚く作ってありながら油っぽくて美味しい! 「せいろ」お蕎麦が青い・・・・・これは そばもやしの青汁を打ち込んで清涼感と新そばの青みを出そうと創業者の七兵衛さんが工夫したものだそうです。汁は濃口醤油を使った真っ黒なもの。江戸らしいお蕎麦だな~って感じです。この店の面白ところはオーダの通し方。ホール係りの人が 厨房に向って立っている女性に伝票を渡すと「天たねぇ~~~~~ おあとでぇ~~~ せいろぉ~~~ いいちぃ~~~~~~」まるで百人一首でも詠むような節回しでオーダを読み上げます。BGMかわりに楽しめます♪そして 料理が運ばれてくるタイミングが抜群!早すぎでもなく遅くもなく・・・ピタリとしたタイミングで運ばれてくるのが気持良い。 「蕎麦寿司」お持ち帰り用「やぶそば」のある神田淡路町には他にも老舗が集中しています。あんこうのいせ源 天保元(1830)年創業。170年以上の歴史を持つ あんこうの専門店。江戸情緒を残す建物は 平成13年に東京都選定歴史的建造物に選定されたそうです。鳥すきやき ぼたん 明治30年頃創業。建物は昭和初期のものだそうです。甘味処 竹むら 昭和5年創業の「竹むら」入母屋造り 木造3階建てのどっしりとした建物は「東京都選定歴史的建造物」にも指定されています。 ビル群の狭間でこの一角だけが 昔ながらの雰囲気を保ち続けています。 「粟ぜんざい」 「田舎しるこ」名物「揚げまんじゅう」手作りのまんじゅうに小麦粉の衣をつけて カラリと揚げた「揚げまんじゅう」衣はサックサクで 半分に割ると中からアッツアツのこしあん。おみやげは「あんみつ」お花見 江戸蕎麦 和風スイーツ。和風三昧の一日でした。「お花見を自粛・・・」と言ったニュースが多かったこの頃ですが某番組の中で 被災者にアンケートというコーナーがあって「東京でお花見自粛をどう思うか?」の問いに対して 「お花見で皆が楽しんでいる様子を見て 自分達も早くお花見ができるように頑張ろうと思いたい」と言っていらした方がいらっしゃいました。こんな時だからお花見・・・行って良かったなと思いました。