パリ6日目の朝の飛行機で帰国するので
パリ5日目が最終日。

パリ到着後 また1日目か・・・
まだ2日目か・・・と思っていましたが
最終日となると もう終わっちゃうのと思うのです。

仕事でパリに来ると パリの左岸に行くことはまずない。
「パリ左岸」とは セーヌ川より南のエリアを指します。
区で言うと5区、6区、7区、13区、14区、15区のこと。
「中流階級の上クラスで 政治的には心情左派」。
職業は作家 評論家 編集者 ジャーナリスト 映画やテレビ 広告業界の人など。
Yves Saint Laurent rive gauche(イヴ・サン・ローラン・リヴ・ゴーシュ)というブランドがありますが
この"rive gauche"は「左岸」という意味!
ちなみにパリの「左岸」といいますが 決して「右岸」とは言いませんよね・・・。

今回は パリ左岸の代表エリア サンジェルマン・デ・プレ界隈に行ってみました。

サンジェルマン・デ・プレのシンボルというと
サンジェルマン・デ・プレ教会

20121251
画像の上をクリックすると 写真が大きくなります
パリ最古のロマネスク様式の教会。
起源は542年まで遡り もともとはスペインから持ち帰った聖遺物を納める為に造られた修道院が前身。
その当時のパリ司教は聖ジェルマンで 一面野原だった場所に建設が始められたことから
サン・ジェルマン・デ・プレ(野原の聖ジェルマン)という名がつけられたようです。
 20121253 20121254
20121255 20121256 20121257
8世紀にベネディクト修道会の大修道院として巨大な勢力を誇ったものの
9世紀にはパリに攻めて来たノルマン人によって大部分が損壊。
11世紀から大規模な再建工事が行われ 現在の教会が完成。
その後拡張が行われたけれど 革命時には大部分が火災で焼失。
しばらく荒れ果てた姿のまま放置され 19世紀に入ってようやく再度の大規模修復が行われて今に至る。
20121258
教会庭にはピカソ作のアポリネール像があります。



サンジェルマン・デ・プレは ブティックや雑貨店 ギャラリーなどそれぞれの特色を持つお店が
同じ通りに並んでいるのが特徴。
20121259 201212510 201212511

20121251415
初めてパリを訪れたとき 欲張って大きな大きなパフェを
「 カフェ・ド・フルール」で食べて お腹を壊してしまい大変だったことを思い出します。(笑)

201212512 201212513 201212514



バレンタインデーも近いので パリ最古のチョコレート店に行ってみることにしました。
Debauve et Gallais ドゥボーヴ・エ・ガレ
30, rue des Saints Peres 75006
ルイ16世のお抱え薬剤師が始めたという、1800年創業のパリで一番古い老舗の高級ショコラトリー♪♬
201212516
かつてはブルボン王朝御用達店でもあり ルイ18世、シャルル10世 ルイ・フィリップ
そしてあのマリーアントワネットをも顧客だったとか・・・。
歴史的建造物に指定されており マルメゾン城を建てた建築家がお店を作ったそうです。
201212517 201212518 201212519

こちらが 主人へのバレンタイン用に買ったチョコ。
   ↓
201212520
ユーロが安くて良かった(^○^)
日本にはまだ支店は無く パリでしか手に入らないチョコです。


パリ最終日は 北マレ地区のメーカーで仕入。

北マレ地区はパリでフランス革命前の建築物がそのまま残っている数少ない地区の一つ。
現在では ブティックや 最先端の若手アーティストの流行発信地となっている。
しかし マレというのはフランス語で「沼地」や「湿地」という意味です。
そこに人々が住み始めたのは12世紀ごろから。
そして商業の中心地として栄えます。
17世紀になり アンリ4世がロワイヤル広場(現在のヴォージュ広場)を造ると
貴族たちはその周辺に豪華な私邸を建て始め マレ地区は貴族たちの居住区となりました。
この頃建てられた貴族の館は パリ市内で最も美しいルネサンス期の建造物とされています。
パリは、1960年代後半~1970年代初めに大規模な再開発が行われました。
しかし 時の文化大臣アンドレ・マルローが作った法律により 
マレの古い街並みや建物は修復され 保護されることになったのです。
おかげで マレの街を歩けば、 今でも様々な時代のパリの姿を見つける事ができます。

201212521
パリにサーカスが現れたのは 18世紀後半。
それから19世紀の中頃にかけて 数々のサーカス場が作られました。
しかし、 現存するサーカス場は唯一ここだけ。
「冬のサーカス」は 1852年、当時のフランス皇帝・ナポレオン3世によって作られました。
それにしてもなぜ「冬のサーカス」なのか。
それは もっぱら冬に興業が行われたことに加え 
シャンゼリゼ通りに「夏のサーカス」があったから(現在はありません)。
現在の経営者ブーグリオン家は 19世紀にイタリアからやってきた一家。
今でも興業は冬に行い 夏はもっぱら次の冬の興業の練習をしているそうです。




パリの町を歩いていると しばしば大道芸人を見かけます。
お笑い系から芸術派まで・・・小道具を多用して観光客の拍手喝さいを浴びるものから
カジュアルなストリートミュージシャンまで多種多様。
201212522
メトロで見かけた大道芸人の方。
何時に通っても演奏を続けています。
この方たちはとても有名でCDも出しているそうですよ。



パリを訪れても意外と行かない 凱旋門&エッフェル塔
別に見なくても・・・と思っていましたが
201212523
あらためて見てみると やっぱパリの顔・・・素敵ですね♪



そしてパリ最後の夕食は
憧れのParis 三ツ星レストラン 
Guy Savoyギ・サヴォア
18 rue Troyon 75017 PARIS

今パリには 三ツ星獲得のレストランは10店舗ありますが そのうちの一つ Guy Savoyへ行ってきました。
前回もギ・サヴォアに行きたいと思っていましたが あいにくの定休日。
あの時行けなくて良かった(笑)・・・1ユーロ160円だったので。(今回1ユーロ100円でした。)

親日家という評判のシェフ。
レストランのエントランスはかなり目立ちません。
レストランに到着すると フロアーマネージャーがさっと席に案内してくれて
席に着くとすぐ プレゼントが渡されたのですが それがこれです。
     ↓
201212524

高級レストランで写真を撮るのも何だと思いましたが
勇気を振り絞って「写真を撮っても良いですか?」と聞くと
快くOKと言ってくださいました。

201212525
どんなに高級なレストランでも やはり何を食べているか分からないと
満足感がありません。
日本語のメニューもあるということも このレストランを選んだ理由です。

日本人のお客様も多いんですね。
ちなみに私たちの隣の席は 中国人方でした。

201212526 201212527

アペリティフは「Guy Savoyオリジナルのシャンパーニュ」だったと思います。(良く覚えていない)
201212528

201212529 201212530
いつも思うんですけど
☆付きレストランの 1番少ないコース「前菜 魚料理OR肉料理 デザート」を注文すると
メニューにない品が沢山出てきます。

前菜
201212531
トリュフのスープ
この店の有名料理だそうです
こんなに厚切りのトリュフ生まれて初めて食べます。
死ぬほど美味しい。(笑)

201212532 201212533


食事に合わせてワインを。
201212534
白はサンセールだったかな?
赤はボルドーの・・・忘れてしまいました。

メイン
201212535
肉料理「子牛の冬 仕立て」
何故 冬仕立てなのか?不明ですが・・・。
美味しいお肉って本当に美味しいんですね~。

201212536 201212537

デザート
201212538 201212539
バニラクリームのミルフィーユ


いつも悔しい思いをするのはチーズ。
チーズ大好きなんですが 食事でお腹がいっぱいになってしまい
たった一口ですら 食べることができないのです。
201212540
 
201212545 201212546
料理を運ぶスタッフ 飲み物 パン チーズ デザートを運ぶのスタッフ 
そしてサービスをするスタッフ・・・全て分業になっていますが
派手ではないですが どのスタッフも感じよく接してくれます。
201212541 201212542
デザートの「ソルベ」
ここまで来ると 満腹感が大きすぎて味が分からなくなっています!
201212543 201212544

沢山のチーズ デザートがワゴンに乗って運ばれているのは良く目にしますが
ここはパン担当のギャルソンがいて かなりの種類のパンが ワゴンで運ばれます。
料理に合わせてお勧めを持ってきてくれました。
殆ど断ってしまいましたが 楽しいパフォーマンスでした。

スタッフがとてのフレンドリーで楽しく食事ができた事。
もう少し 英語かフランス語ができたら もっともっと楽しめたことでしょう・・・
自分の語学能力の低さがが残念でしかたありません。

私達の奥の席にレストランの常連さんがいらしたらしく
シェフのGuyさんがいらっしゃって挨拶されていました。
本店にシェフがいらして 挨拶されるのはいいことだな~と感じました。

地味です食材の新鮮さ 料理の素晴らしさ スタッフの真剣さと温かさ・・・
「三ツ星レストラン どこに行こうかな?」と相談された時
迷わず「Guy Savoy」と答えられる店だと思います。



そしてパリ5日間の旅が終わります。
IMG_5565.jpg 201212547

THE END

 

 

人気ブログランキングにエントリーしました。

下の「ひまわり」にポチッをお願いいたします。
   ↓↓↓


人気ブログランキングへ

 

 

にほんブログ村 鳥ブログ セキセイインコへ
にほんブログ村