ヤクザの息子、不倫、売春街の弁護士…橋下氏の素顔
6月1日(土)12時1分配信
日本軍の従軍慰安婦の歴史を否定する発言で墓穴を掘った橋下徹大阪市長(43)は、猪突(ちょとつ)猛進的な推進力で「日本の救世主」と呼ばれた。果たしてどんな素顔を持つ人物なのか。
先月27日に東京の日本外国特派員協会で行われた記者会見で、イタリアの記者が橋下市長にこんな質問を投げ掛けた。
「売春街とされる地域で『飛田シンジケート(組合)』の顧問弁護士をしていたという話がある。売春は日本では違法と承知しているが、市長が売春街の顧問弁護士をしていたことを自分でどう納得しているのか」
「飛田組合」とは、大阪市西成区の歓楽街「飛田新地」の料理組合を指す。飛田新地はかつて日本最大級の歓楽街で、現在も売買春が行われている場所だ。
「歓楽街の売春業者の顧問弁護士出身だったから、日本軍の慰安婦が当時必要で、現在の米軍も風俗業を活用してほしいという妄言を行ったのか」
イタリアの記者の質問をストレートに表現すれば、こんな質問だったかもしれない。
一時橋下氏の不倫相手だった30代のホステスは、橋下市長の本性について「何が真実で何がうそか分からない人」と表現している。今回もそんな本性が垣間見えた。
橋下市長は「かつて顧問弁護士だったことは事実だ。それは飛田の料理組合の弁護士だ。違法なことがあれば、捜査機関が適正に処罰をする。料理組合自体は違法でもない」と答えた。
売春禁止法の制定で1958年に赤線が廃止されて以降、組合は売春業の看板を隠すため、名称だけ「飛田料理組合」と変えた。
苦笑いが聞こえた。同席していた日本の有名ノンフィクション作家、田中龍作氏が橋下市長に問い返した。
「名称は『料理組合』かも知れないが、飛田でお店の2階に上がってお金を払えば買春できることは、大阪のちょっとませた中学生なら誰でも知っている。中学生が聞いて『橋下さん、うそついてはるわ!』と思うような詭弁(きべん)を弄(ろう)してひとりの政治家として恥ずかしくないのか」
日本軍の慰安婦の歴史をあざ笑った橋下市長こそ、不透明な人生があざけりの対象になってきた人物だ。今回の発言でそのストレスを解消しようとしたのかもしれないが、思うようにはいかなかった。元慰安婦の女性に対する橋下市長の発言は根拠のない妄言だが、あざけりの対象となった市長自身の人生は「事実」だからだ。これまで日本で明らかになっている妄言政治家、橋下氏の正体をまとめた。
■売春業者が雇った茶髪の弁護士
飛田新地は、1階で酒を飲み、2階で一律「15分1万2000円」で売春を行う「伝統的」なスタイルを守っている。橋下市長が飛田新地の売春業者の弁護士だった事実は、ルポライターの井上理津子氏が12年間の取材を通じて書いた『さいごの色街飛田』(2011年)で明らかになった。
09年秋、取材のために飛田組合会館を訪れた井上氏は、応接室の額に入った1枚の写真に驚いた。当時髪を茶色に染めていた橋下氏が組合長と並んで写っているものだった。
「『行列ができる法律相談所』に出演していたころの橋下知事じゃないですか」
橋下氏が同番組に出演していたのは03-07年で、09年当時は大阪府知事だった。組合幹部は「組合の顧問弁護士で、以前組合に来たときに撮った写真です」と答えたという。
井上氏はこう書いた。
「飛田は当初暴力団『鬼頭組』の縄張りだった。この地域を『殺人軍団』という悪名をとどろかせた『柳川組』が引き継いだ。組合には暴力団関係者が介入した。橋下氏はその組合の顧問弁護士だった」
橋下氏がかつてどれほどの期間、売春業者の顧問弁護士を務めていたかは明らかになっていない。橋下市長は記者会見で弁護士の守秘義務を理由に「全てを話すことはできない」と言及を避けた。
橋下氏の弁護士としての経歴に問題があることは、橋下氏を現在最も痛烈に批判しているのが、96年当時に法律事務所で橋下氏の「親弁(指導役の弁護士)」だった人権弁護士、樺島正法氏である点からも分かる。
樺島弁護士は講談社の雑誌『g2』に掲載された記事で、橋下氏についてこう振り返った。
「優秀だった半面、金銭に対する執着心も感じた。国選の刑事事件などは避け、損害賠償保険の交渉業務など、金になりやすい紛争を好んでやっていた気がする」
「(同和問題に関する訴訟で)同和地区に住んでいたけど、私は同和じゃなかった。だから、補助金ももらえなかったし、深く恨んでいる。私は同和問題はやりません』と言いだした」
98年に法律事務所を辞め、独立した橋下氏は、優れた手腕で年収3億円を稼いだ。当初の収入源は行方をくらました交通事故の加害者を探し出し、損害賠償をさせる仕事だったという。橋下氏が茶髪にブランド品で身を固め、ポルシェやハーレーダビッドソンを乗り回していたのはそのころだった。その後、橋下氏は破産者が続出した高利貸しの顧問弁護士を6年間務めた。
■「ベストファーザー」のコスプレ不倫
昨年7月、週刊文春は「橋下徹はスチュワーデス姿の私を抱いた」というタイトルの暴露記事を掲載した。06年に大阪の高級クラブで橋下氏と出会い、不倫関係を結んだホステス(当時20代後半)のインタビュー記事だった。7人の子どもがいる橋下氏が日本ファーザーズ・デイ委員会から「ベストファーザー賞」を受賞した年の出来事だ。
記事は話題を読んだ。「コスプレ不倫」という恥ずかしい新語まで生まれた。紙面に掲載するのはためらわれるが、橋下氏の人物像を知ってもらうため、要約を紹介する。
「初めてのエッチは四回目ぐらいのデート。その後は、大体食事してお酒飲んでラブホテルがパターンになりました」
「性欲は非常に強く、なんとなくSっぽいところもあったと思います。Hしている最中、いきなり『変態の人はね、犯罪者の心境はね、パンツかぶったりしてね。犯すんだよ』と言ったこともありました。そのとき、橋下さんも私のパンツをかぶりたそうな素振りを見せていましたけど」
「はじめはその都度、別のラブホテルに行っていたんですが、橋下さんが伊丹空港の近くにあるラブホを気に入ってからは、ほとんどそこでしたね」
「Hはナマでやっちゃう時もありました。自分で『オレは的中率が高い』って言ってましたけど、私も若かったですから、『外出ししてくれたら大丈夫かな』ぐらいの軽いノリだったんで、あまり気にしていません」
「それと橋下さんはコスプレも好きでしたね。一緒によく行ってたバリ風のラブホテルにはコスプレの貸し出しサービスがあったんですが、私はスチュワーデスやOLの格好をさせられたことがあります。それで私がコスプレすると『可愛い!!すごい似合う』ってメッチャ喜んでくれました」
■「出生の秘密」めぐる週刊誌との闘い
日本の週刊誌が橋下氏に照準を合わせたのは11年のことだった。橋下氏が中学1年の当時、初めて家出したことや、高校の同級生だった妻と同棲していた学生時代のことなどを暴露した。しかし、最終的なターゲットは橋下氏の「出生の秘密」だった。橋下氏が小学2年のときに亡くなった父親、本名・橋下之峯(はしした・ゆきみね)の正体だった。一家は「橋の下」という意味を嫌い、苗字の読み方を「はしもと」と変えたとされる。
橋下氏の父親の同和出身説と自殺説を最初に指摘したのは、ノンフィクション作家の森功氏が2010年12月に『g2』に掲載した『同和と橋下徹』という記事だった。森氏は同和地域の大阪府八尾市安中地区に橋下氏の父親が住んでいた事実を確認した。ただし、生来の同和出身者だったかどうかは確認できなかった。橋下氏の母親が「夫は時々ここで暮らしたが、先代から住んでいたわけではない」と証言したからだ。
1年後の2011年10月には「『同和』『暴力団』の渦に呑まれた独裁者『橋下知事』出生の秘密」(週刊新潮)「橋下徹42歳 書かれなかった『血脈』」(週刊文春)といった雑誌記事の掲載が相次いだ。最も詳しかったのは、ノンフィクション作家の上原善広氏が月刊誌の『新潮45』に寄稿した「最も危険な政治家 橋下徹研究」だった。
上原氏は「安中にある墓所には橋下徹から三代前の曽祖父の名が刻まれている」と書いた。「代々住んでいたわけではない」とする母親のインタビュー内容を覆す事実だ。決定的証言は橋下市長の叔父、橋下博トシ氏(トシは亟の下の一をれんがに変えた字)の口から出た。スキンヘッド姿で土木・設備工事会社を経営する叔父は、同和事業の利権に絡むやくざの出身だった。その息子は金属バットで殺人事件を起こし、服役した前歴がある。
「アニキが入ってたんは土井組や、わしも入っとったけど、今はもう解散してない」(博トシ氏)
橋下市長の父親と叔父はいずれもヤクザで、安中で生まれた同和出身者だった。
■やくざの父親は自殺
上原氏の記事によれば、父・之峯氏をめぐっては「刑事事件を起こしたので、時効になるまで東京に逃げていた」と話す人もいるという。そこで軍人の娘と出会い、結婚して徹氏を産んだ。橋下市長の出生地が大阪ではなく東京なのはそのためだ。その後、父親は一人で大阪に戻り、妻とは離婚した。そして、数年後にガス管をくわえて自殺した。上原氏は之峯氏について「女と薬に狂って死んでもうた」と話す人もいたと書いている。
昨年10月に波紋を起こした「ハシシタ・奴の本性」と題する週刊朝日の暴露記事はもっと具体的だ。「ノンフィクションの巨人」と呼ばれる佐野眞一氏は之峯氏の遠戚の証言をこう書いた。
「(けんかが)強かった。相撲も強かった。何でそんなに強いのって聞いたら、『奈良の少年刑務所で相撲しとった』って言ってた」
「(大阪府の)柏原に土井組系の津田組というのがあった。そこの若い衆をやっとった」
(入れ墨をしていたかとの質問に)「若い頃はちょろちょろっとミッキーマウスの漫画のようなものしとった。でも、自殺する10日前に安中の銭湯で会ったときはすごい入れ墨やった。そんときワシ『あんなんその体?』って聞いたんや。そしたら、おっさんが『ちゃうがな。これはお前、彫師にカネ貸しとって、取りに行ったらカネない言うから、これ(入れ墨)で返しよってん』って言うんや」
自殺する5時間前にも会ったというこの人物は「はっきり言って、頭半分狂うとった。シャブやっとる人間は見たらすぐにわかるねん。もう、目は飛んでるしな。あくる日、知り合いから電話がかかってきて、『ピッキャン(之峯氏のあだ名)がガス管くわえて死んだ』って言われた」
前夫が死んだ後、橋下市長の母親は意外な選択をする。橋下市長が小学5年のころ、前夫の故郷である安中の近くに引っ越したのだ。やはり同和地区とされる飛鳥地区だった。しかし、一般向けの団地に住んだため、同和対策の補助は出ていなかった。橋下市長はこれまで「補助金は受け取らなかった」という事実を強調し、自身が同和出身だといううわさを否定してきた。
これまで橋下市長は週刊誌による攻撃を見事に乗り切った。認める部分、無視する部分、反撃する部分を巧妙に選別したからだ。それについては別途触れる。
鮮于鉦(ソンウ・ジョン)週末ニュース部長
(Yahoo!ニュース より 朝鮮日報 配信)
鮮于鉦は比較的
マトモだと思っていたが…
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