父が亡くなりました
2023/2/6
闘病の末、父が亡くなりました。
原因は2型糖尿病と加齢が原因の心停止でした。
父親の最近のHba1cは11。
かなり高い数値でした。
父はインスリンを打たず、薬と食事制限をしていました。
教育入院でインスリン治療に2回挑戦しましたが、2回とも重症な低血糖で意識を失い、注射を断念しました。
恐らく、食事制限と糖尿病で栄養が吸収出来ずかなり痩せていたため、インスリンが効きすぎてしまったのだと思います。
まぁ、父が行っていた病院は糖尿内科の無い、一般的な内科の先生の病院なので、速攻じゃなくて基礎だけでも打つようにしてくれなかったのかな?とかいろんな疑問はありましたが…(実家を出て暮らしてるので詳しい事情は結局分からず…)
生前、父はずっと糖尿病が治ると信じて、色々な事を自分で調べて、生活に取り入れながら生きてました。
かなり頑固な人なので周りの人の意見を聞かず独自の方法に走ったり、変な療法にハマってしまったり、専門の病院を進めても慣れた所が良かったのか拒否したりと、何かと心配が絶えない人でした。
甘味が大好きで、つい大福や果物を多めに食べてしまったりしていました。
私も1型と分かる前は、2型の治療として食事制限をしてたので、食べたい気持ちはとても分かりましたが、もう少し生きて欲しいからと止めていました。
こんなに早く亡くなってしまうなら、止めなければよかったなぁとも最近思いますが…
父の日記は食べ物の事だらけで、本当に食べる事が好きな人でした。
外食が恋しいだったり、甘味の名前を書き殴ってたり、日々の辛さが伝わってくる日記でした。
だから棺には父が好きな大福やお煎餅を入れました。
天国なんてあるか知らないけど、行く途中にでも食べて欲しいなって…
父が亡くなる数日前に、私は実家に帰省していました。
その時も父は生きる事を諦めていませんでした。
治ると信じてました。
私なんか、こんな体捨てたいとか、もう死にたいとかよく思うのに、私よりも辛い体で頑張ってるのは本当に凄いなと思っていました。
そんな父が衰弱して動けなくなった時、母に
『動けなくなったから、後は死ぬだけだ』
と言ったそうです。
私の前ではずっと生きる為に頑張ってたから、その言葉を父が言ってた事はショックでした。
その次の日に父は亡くなりました。
なんというか、自分に合う病院と出会えてたら、頑固過ぎなかったら、インスリンが打ててたら
もうちょっと生きれたんじゃないかなぁ…
もうちょっと甘い物も食べれて、まだ動けるうちに好きなお蕎麦屋さんとかにも行けたんじゃないかなぁと思ってしまいます。
天国でも、生まれ変わってでもなんでもいいから、やっと病気から解放されたんだから自由にいっぱい食べてくれと思います。
滅茶苦茶な文章ですみません。
ちょっと吐き出したくて…
糖尿病は本当に辛い病気だと思います。
いつか、この病気が完全に治るようになって、世界から無くなる事を祈ります。