台湾に住んでいて本当によく遭遇する出来事なんだけど、

現地の人達の

「日本(日本人)って〇〇だもんね。」という決めつけ。

 

その話を聞いていると、

どうやら困った事に、

昭和の時代に本人が実際に見聞きした事や、

テレビで時代劇や昔日本で放送されたドラマやアニメ、

そして最近のフィクションの日本ドラマを観て、

今現在の日本や日本人も実際そうであると決めつけられているかんじ。


「日本人は、退社後には毎日お酒を飲みに行き、終電頃にやっと帰宅する。」

「日本人は、タバコが大好きである。」

「日本人は、毎日片道(←ここがポイント)2~3時間かけて、会社に通勤する。」

「日本人女性は20代前半に結婚し、20代前半で出産する。」

「日本で食べられるカレーとは、お店でも家庭でも全てバ〇〇〇〇カレーの味付けである。」…などなど。

 

私がこの一年以内で実際に言われた内容を記述するだけでも、きりがない。笑笑

 

そんな時に私は、

「そんな人も一部いますが、全員ではありませんよ。」

「以前はそうだったかもしれませんが、最近は少ない割合かと思います。」

「私の周りでは実際に聞いたことがありません。」

などと、説明する。


日本は北海道から沖縄までと広いし、

その土地の習慣や文化や気候や食文化もあるので、

ひとくくりにするには無理があると思う。


それでも噂やテレビで見聞きした話を信じ込み、自分の意見を曲げずに

「いいえ!日本(日本人)はそうなんです。

あなたが本当の日本を知らないだけなんです!」と

日本人の私を相手に言い張る人もいる。笑

 

まぁ確かに、私も日本に住んでいない期間もあるので、

日本に関して浦島太郎状態な内容ももちろんあるんだけどね。。笑笑

 

でも頑なに相手の意見を否定する人達をみて、

実際はアップデートされていない自分の古い情報に

いつまでもこだわるのは勿体ないなぁ。。。。

と思う事もある。

 

これは、逆パターンももちろんあるわけで、

日本人も台湾に対して色々なイメージを作り上げていることに

遭遇することもある。。。

 

自分で実際に現地で見聞きして体験して

相手を知ることが一番良いのだろうけど、

色々な事情でそんなわけにはいかないよね。

 

そういう私もまだまだ台湾について

知らない事もたくさんある。

 

理解できたと思っていても、

台湾は様々なルーツを持った人達の集まり。

そして更に色々なルーツを持つ人たちの組み合わせで結婚して出来た家庭なので、

家庭によって習慣や考え方は違い、

人によって思想や行動は様々で、

「台湾(台湾人)って○〇だよね。」とは一言では言い表せないことを知った。

 

日本でも国際結婚や移民者が増えてきて、

色々なルーツを持った人達が増えてきている。

 

そんな社会の中で、

自分の古い情報だけに固執せずに、

違う意見もいったん受け止めるだけの心の余裕を持ちつつ

柔軟に生きていけたらいいなぁ。。。と思う。

 

最近

「台湾の若者を知りたい 水野俊平著」という本を読んでいて、

なんとなくそんな気分になった。