親孝行? | おばばさまの日々短歌

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誰が読むのかこのブログ。。。

徐々に慣れて調えてゆきます。

兄さんと


呼んで握った


しわくちゃ手


涙も苦労も


深く刻んで



親の分まで長生きすると、支え相い生きた
兄90才、妹88才。
二人ぼっちになって77年という。

親戚の家で育ててもらい、互いに伴侶をみつけ、
家族が出来てからも、事ある事に兄よ、妹よと
頼り、励まし会い生きてきた老兄妹。
互いの子である、私達従姉も二人の仲良しぶりに、呆れながら、感心しながら育ってきた。




「お母ちゃん、伯父さんか入院したらしいよ。」
と、伝えたら
「兄さんの、顔を見て話がしたい。」
と涙をポロリ。

母の手を引き、高知から東京へ。

涙の対面の二人を見て、少し親孝行になったかな
と、思いました。