続々・拡大解釈。
続きます。(勝手に
真理雄は本当に強かった。
たかが土管工事現場のちょびひげオヤジは、ある時は絶壁を伝い歩き、またある時は溶岩の上を飛び越え、時には私の操作ミスで溶岩の中にダイヴし(←)、
およそ90人以上の真理雄を犠牲にしながらも、過酷な路を乗り越えていった。
(ちなみにどなたかが綴った『帽子を脱ぐ』都市伝説は、Willから始まったものだと思う。DSではただ『真理雄の顔×99』になるだけでした)
緑色のアイツ(ヨッシー)もいない孤独な路は、明らかに私が中学生だった頃より複雑で、困難で。
そこで私は気付いたのです、『クッパだって成長したんだ』と。
そうだよクッパだって馬鹿じゃない。いつまでも挑戦する真理雄の不屈の精神は分かっている。
だけどクッパだって諦めない。永遠に諦めきれないもの、それはそれはピーチ姫―――
そう、クッパだって姫を愛してるんだよ!
だから、何度でも挑戦する。どこまでも追ってくる真理雄に、あれこれと新しい罠をはる。
いっぽうで、僅かなアイテムを用意するところは、心のどこかで真理雄を『永遠のライバル』と認めているに違いない。
同じものを愛する者同士だから。
こんなに愛しているのに愛されない自分のライバルとして、『ここまで来い』と―――
ああ屈破(クッパ)!!!
o(;△;)o
なんて『漢』なんだお前は!! お前もまた素晴らしき英傑だったのか!!!
不屈の真理雄二人の永遠の戦いの真実は、二人の漢の永遠の愛の物語なんだ。!
なんてこった、『マリオ』って実は凄まじいスペクタクル・ムービーだったんだ!!!!ww
さいご、真理雄と因縁の決戦で現れたクッパは、ファミコン時代とは比べ物にならないほど巨大になっていました。
クッパ超怖ぇ。
そんなクッパが骨になったときは、本気で泣いた。
『また一人、英雄が死んだ‥‥』とマジ泣きした。
でもそれが正義と言うヒーローの宿命であって、逃れられない罪であって。
『勝者』の痛みであって、誉れと言うには重過ぎる真実であって。
そんな心地でエンドロールを見送ったあとは、いよいよピーチ姫との、感動の再会です。
ピーチ姫が、ついに奥より現れます。
ピーチ姫、「サンキュー、マリオ」 そして真理雄の頬に軽くキッス。
真理雄、「おっふふぅ♪」(←喜んだ感じ)
違うだろ。
特にピーチ、『サンキュー』じゃねえよ。
なんだそのフランクな感じ。『ビバリーヒルズ白書』じゃねえんだぞ。
お前ひとりの為にこちとら90回は死んでんのに、『死ぬ思い』ってか実際に死んでるのに『サンキュー』は軽いだろ。
だいたい真理雄も真理雄だ。いい年こいたおっさんが、たかがホッペにキッスで「おっふふぅ♪」じゃないから!ピュアかお前ら!!w
そもそもさらわれる前提のゲーム設定はいかがなものか。そろそろ国家レベルでセキュリティを考えろ。
と、
まあこれが、私の秘義・拡大解釈。
その攻撃力は高いのか低いのか、
そもそも誰に対して攻撃するかまったく分からない、ドラクエで言えば『パルプンテ』に近い代物の、お話でした。