あるレベルに達すると、拡大解釈は妄想と化す。
誰も頼んでいないけど綴ります。
誇大妄想、いや拡大解釈のお話です。
この特性は、ときに自分でも予期しない物語を生みます。
たとえば『スーパー・マリオ・ブラザーズ』。
DSで出た、いちばんシンプルな『マリオ』です。
ちなみに私は、ヨッシーが幅を利かせ始めた頃(クッキーパズルとか)、またワリオとか言うマリオもどきが現れた頃からマリオシリーズをやっていませんでした。
およそ10年ぶりに会ったマリオは、成長していました。
まず、壁の上でジャンプできるようになっていました。しかも左右の壁に交互にジャンプすることで、高所に上ることもできます。
壁に爪を立てて落ちまいと粘るし、切り立った崖を壁沿いで這いずり回ったりと、とにかくタフ。
私は思いました。『コイツ、修行した』と。
最近姿を見ないと思ったら(というより手前勝手な都合で会わなかっただけだけど)、そうかこの技を身に付けるために山に籠もってたのか。
それもこれも、ピーチ姫を助けるため―――
すげえマリオ。
たかだか土管工事のオジサンなのに。
たかが土管工事のオジサンが、一国の姫を助けるため立ち上がった時点で英雄なのに。
ああマリオ、君はもう『男』じゃない、『漢』だ。
そしてもう『マリオ』じゃない、『真理雄』だ。
新しく習得した技を駆使しつつステージを進む『真理雄』に、私は本気で感動し、そして決意しました。「私は貴殿に一生ついて行きます」と―――
その決意は恐らく、『ロード・オブ・ザ・リング』で不運にも指輪の保持者となったフロドに、一生ついて行くと誓って湖でおぼれかけた庭師サムくらいに固かったと思う。
(´Д`;) { フロゥドゥ~ ]←
しかも真理雄はね、今回ひとりなんですよ。
初心に帰ったのか(もっとも帰ったのは真理雄ではなく任○堂さんだろうけど)何なのか、真理雄はたった一人で旅に出るんです。
緑色のアイツ(ヨッシー)も、実弟の力も借りず、たった一人で。
あああ真理雄!!!
待ってください真理雄!私もともに行きます!!
[ フロゥドゥ~ } (;´Д`)ノ ←←
そんなサム心地で(←)
更なる敵地をクリアしていた私なんですが、
ステージを選択する際、真理雄はこちら(画面)を振り向いて、何か言ってからステージに向かうんですね。
「なに言ってるんだろう?」 と耳を済ませてみたら、「ヒア・アイ・ゴー!(行くぞ、俺!!)」と言ってていました。
いや、真理雄。
アタシ、アタシww
プレイヤーを置いていくなよ、そこはせめて『ヒア・ウィ・ゴー(行くぜ俺たち!)』と言ってくれよ。
どこまで孤独で居る気なのか。
真理雄の旅、もとい國立の拡大解釈の物語はまだ続くのであった。←