湯たんぽのじかん | スクリプト作家が手掛ける ーあなただけの物語ー[山形]

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~"話す"ことは "放す"こと~

ただ話すだけで 心が落ち着くこともある
ただ話すだけで 大事な何かに気づくことがある

子育ての大航海へと歩み始めたあなたの
小さな声を掬います

手も足も 指先が常に雪女雪の結晶状態の私は、

じんわりと温まるたんぽで

真冬の夜をしのぎます。

 

 

 

数年前までは、我が家の暖炉に火が灯っていたので、

沸かさずともお湯が切れることがなかったのですが。

 

最近はファンヒーターに頼っているため、

湯たんぽのお湯を、毎晩やかんで沸かします。

 

 

 

 

先日たまたま、湯たんぽのお湯を沸かしたまま、

隣の洗面台で、歯を磨いていました。

 

(ピーーっと)勢いよくお湯が沸いたタイミングで、

 

近くにいた3才のなっちゃん(妹ちゃん)が、

沸騰しているやかんの音に気づきびっくり

 

しかも、周りには誰もいなかったのであせる

“とっても怖い思いえーん”をしたようです。

 

 

 

それ以降、

 

「ママ!! 湯たんぽのじかんは、

 ぜったいに、どこにも行かないでね!!」

と、念を押してくれて、

 

尚且つ私が席を外さないように、湯たんぽのじかんは

必ず隣で、常に目をらせてくれていましたプンプンひらめき電球

 

 

 

 

この行動。

私にも身に覚えがあるんですよね。

「責任感」みたいな感じでしょうか。

 

そっかぁ~、(怖い思いをしたくない)っていう思いから

きてるんだなぁー。と、気づきの再確認。

 

きっと私自身、小さい時に怖い思いをしたんです。

 

 

 

同じ目に遭わないように、同じ思いをしないように。

 

誰かの行動を見張って、私の思い通りにしなくっちゃ!

みたいな、優しさ(正しさ)の押し売りてへぺろ

私、いっぱいいっぱい押し売ってきたなぁ…ニヤリ汗

 

 

 

今はそれを、子育てを通して

「かわいいな~照れ」と、

俯瞰して見れるようになってきた、という感じです。

 

成長するってこういうことかも!

と、言い聞かせてみたりなんかして。

 

 

 

そして昨夜。

 

「ママ?なっちゃんさぁ、

湯たんぽのお湯、もう怖くないよー!」

 

ということばを聞きましたびっくり

 

 

 

それはつまり、一度は怖い思い(痛い経験)をしたけど、

それを安全な環境で 繰り返し体験したことによって、

「大丈夫なんだ」と学んだのでしょうね。

 

「手放し」に似た、ほんのかな心の成長。

 

 

 

こういった体験の一つ一つが、また一つ

気づきを加速させていくのかな~と思ったりしています。