鎌倉13仏
五番札所
【 円応寺 】
( えんのうじ )
亡き人が五七日
( 35日目 )に
お世話になるとされている仏様
地蔵菩薩
( じぞうぼさつ )
お姿を拝見出来なかったので
お写真はありません 。
↓ こちらは地蔵菩薩の化身
閻魔王
( えんまおう )
地獄の裁判官として知られる閻魔王
閻魔大王は
亡者の魂を裁き
生前犯した罪の重さに対して
六道
( 天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄 )
の、どこに送るかを決ます 。
真っ赤な顔をして目を見開き
恐ろしい形相をしていますが
閻魔王の顔が赤いのには
深い理由があります 。
実は
その亡者を裁くという罪を背負うため、
自身も罰せられているのです 。
その罪は亡者の責め苦よりも
何倍も苦しいもので 、
一日に三度も
熱せられてドロドロに溶けた銅を
飲まされ 、
閻魔王の喉や腸は焼けただれ
その痛みに苦しみ抜き
真っ赤な顔をしているのです 。
罪を犯した人間が少なければ
地獄に落とすこともなく、
自分も苦しまなくてすむのですが、
罪を犯した亡者は後を絶たず… 。
しかし
輪廻転生のために
責め苦を味わうことで
罪をあがなわなければならない 。
人間を救うためには
地獄に落とさなければいけないのです。
閻魔王の表情には
罪を犯した人間が減らない怒り
人間を地獄に落とさなければいけない悲しみ
それによる自分自身の
苦しみが現れているのです 。
だ 、そうです
五七日( いつなぬか )について
学びました
閻魔様の顔が赤い理由
知りませんでした
人間を救うために
人間を裁き自身も苦しむ …
何とも切ないお話に
胸が苦しくなりました 。
せっかく人間として
生まれて来れたのだから
迷惑をかける事なく
精一杯 生きたいです 。
円応寺に安置されている
閻魔王のお姿 、
大迫力でした ⭐️