再びこんばんは!
わんこがやっと疲れておとなしくなってくれたので
眠れぬ夜にデカフェとともに
語ってみましょうか。
22歳の別れという歌をご存じの方も多いと思います。
わたしには17歳の時熱烈片思いしてた人がいました。
仮にSくんとします。
誰もが大好きになる とても性格のいい
明るく楽しい人でした。
なんせモテモテのひとなので
わたしなんか相手にされないと思って
高校3年になってクラスも別れ
ますます諦めの方向に向かっていきました。
隣の席の男子と話が合い
いつしか彼はわたしを好きになってくれました。
仮にKくんとします。
一緒にいて楽しい
でも わたしの心にはいまだSくんがいました。
kくんとは付き合うというより
大学受験が終わるまでは 付き合うのはやめようと
言われました。
まぁいっかと軽い気持ちで学校で
少し話をするくらいでした。
でも 仲がいいとうわさが広まり
わたしとKくんは付き合っているという
うわさも流れていきました。
時は12月
みんなそろそろ私立大学も決まっていく頃でした。
そんなある日 仲良しだったM子が
一通の手紙を届けてくれました。
それは…
S君からの手紙だったのです。
考えもしなかったことが書かれていました。
わたしのことが好きなことに
Kくんとつきあっていることを知り
自分の気持ちに気づいた。
COCOはずっと自分のことを好きでいてくれると
思っていた。
おれはCOCOのことが好きだ。
というものでした。
貧血起こして 保健室行きました(本当に
あの 大好きなSくんがわたしのことが好きなんて
なんでもっと早く言ってくれなかったの。
高校二年の春 同じクラスになってからずっと
ずっとずっと片思いしてたのに。
もう高校三年も終わってしまうじゃないかーーー!
正直 迷いました。
Kくんもすごくわたしのこと想ってくれてて
いまさら なかったことにしましょうなんて。
夜 S君から電話がかかってきました。
携帯なんてない時代だから
家の黒電話だよ。
いろんな話をしました。
とりとめのない話。
楽しかった。
幸せだった。
やっぱりわたしはSくんが大好き。
それから わたしとSくんは付き合い始めました。
Kくん ごめんなさい。
嬉しかった話をひとつ。
卒業式の日 Sくんが慌てて駆け寄ってきて
第二ボタンを引きちぎり
渡してくれたのです。
人気者だったので あちらこちらで
第二ボタンをせがまれたようです。
お前に持っててほしい。
思い出しても鼻血が出そう。
けれど楽しい日々はあっという間に過ぎ
Sくんは京都の大学へ行ってしまいました。
地元に残った私はアルバイトしながら
お金をためて 連休ごとに京都に会いに行きました。
でも 正直遠距離恋愛はつらいものがありました。
今みたいに スマホやzoomがあれば
もしかしたら続いてたかもしれない。
毎週木曜日の夜 10円玉積み上げて
公衆電話で話す。
週に何通か来る手紙。
それが当時精いっぱいだったのです。
淋しい時や悩むとき
もっとそばにいてほしかった。
別れよう。
そのうち わたしは就職して
そこですごく積極的な人に出会いました。
5歳年上で 仕事もバリバリでき
見た目もなかなかの好青年でした。
その人に誘われて 会うようになり
そして プロポーズされた22歳。
Sくんは就職して地元に帰ってきてました。
結婚するよ。
Sくんはなにも言いませんでした。
ただ 大きな花束を届けてくれました。
わたしはね 本音を言うとね
止めてほしかった。
今でも一番好きなのはSくんだから。
でも 結婚願望が強かった私は
そのまま結婚してしまいました。
22歳の別れです。
でもね わたし思うのよ。
果たしてSくんと結婚して幸せになれたか。
もし なにか問題が起きた時
夫と結婚しとけばよかったかもと思ってしまうかもしれない。
夫と結婚して41年
いろんなことがありました。
離婚寸前までいったこともありました。
義両親との問題もありました。
Sくんとは絶対そんな関係にはなりたくない。
とにかく Sくんには幸せでいてもらいたいのです。
わたしじゃ Sくんを幸せにはできなかったと思う。
美しい思い出だけ とっておきます。
夫よ よくぞ私を妻にしてくれました。
いろいろ苦労したね。
あと何年かわからないけど
仲良くやろうね。
以上 おもいで話でした。
ではでは~。
💛coco💛@思い出に浸るでした。