先週の日曜日は宵待草で演奏させていただきました。
数ヶ月前からオーナーである吉田キミコさんから「宵待草をついに手放す日が来る事になったので最後の演奏を是非お願いしたいのです。」とお話をいただいていました。
私が初めて宵待草を訪れたのはまだ東京に出て来て間もない頃で東京に沢山の雪が降った年でした
お正月でまだ人も少なくて、井の頭公演は雪で一面真っ白。
ここが東京なのか日本なのか現実世界なのかも分からないくらいに真っ白でとても寒くて、、でもその白い世界を歩き続けていたらポゥッと温かい光が赤いステンドグラスの窓からもれていて気づいたらその扉を開けていました。
まだ夢見心地なその頃のサチドンはまるでマッチ売りの少女の夢のようだわとうっとりしながら温かいミルクを飲んだ記憶があります☆(今だって夢うつつですが。。)
その後オーナーのキミコさんとお知り合いになり、宵待草でいつも美味しい紅茶やケーキを出してくれていた金田アツコさんとお友達になったり、黒色すみれの天氣輪組曲のジャケット撮影をさせていただいたり、演奏会も何度かさせていただきました もちろん個人的にお茶に行ったりそして宵待草繋がりのお友達も沢山いたり、30年の宵待草の歴史の中ではちっぽけかもしれませんが私にとってもとても大好きな場所のひとつでありました☆
ですからキミコさんからお話いただいた時は悲しくもあり、でも演奏させていただけるなんて本当に嬉しかったのです。
今回は一部で青い月と赤い薔薇、二部で黒色すみれとして演奏させていただきました。
最初の方は曲調もそうですが宵待草へのお別れを込めて、そして最後の方へ向かうにつれてキミコさんや宵待草のみんなへのエールを送る様に心を込めました
宵待草という空間は無くなってしまいますが、宵待草で生まれた沢山の出逢いや芸術、愛、想いはずーっとずーっと永遠なはず!
だからこれからもキミコさんやアツコさんと仲良くできることに感謝して想い出を大切にしてゆきたいな
そう、、スカラ座が無くなってしまった時の様に
この画像お気に入り↓(扉中央にいらっしゃるのがキミコさん♪)