このところ自転車通勤が多く、名古屋の街並みをつぶさに観察しています。
人の多い道はこわいので、なるべく細道を選びます。
できる限りいつも違う道を通るようにしていると、知らないうちにお店の近くまできています。
遠目から小さな森のように見える場所を発見したときは必ず立ち寄りますが、大体は神社、お寺です。
大きさはまちまちですが、都市の中で辛うじて存在しているように見えます。
神社やお寺がなぜあるのかを深く知りませんが、人間が都市で生活する中で欠かすことの出来ない場所である気がするので、財布が許す限り賽銭箱に小銭を投げ込みます。
もし、これから人が神社が欲しいと思い、神社のようなものを作ったとしても、いま現在存続している神社のような場所を作ることは出来ないと思います。
神社の敷地内に入るときには、人間は自然に対して畏怖の念を持ち、ふと人間本位の街並みに違和感を感じさせる役割を果たしている気がします。
正直、町おこしにも環境保全にも興味はありませんが、都市のつくられていく過程には、もう少し知恵がいるんじゃないかと思います。