Marie-Antoinette ;
La générale Krottendorf
n’est pas encore arrivée ce mois .![]()
Madame Plignac ;
C’est une bonne nouvelle !![]()
Marie-Antoinette ;
クロッテンドルフ将軍夫人が
今月まだいらしてないのよ。![]()
Madame Plignac ;
それはよいお知らせですわ!![]()
一見何の話かと思いますが、
La générale Krottendorf
クロッテンドルフ将軍夫人 、
というのはオーストリアの実家では
月経のことを言っていました。![]()
Versailles で
Antoinetteが
まだそう言っていたかどうかは
分かりませんが、
1786年初めのころ
4人目の妊娠が分かりました。![]()
首飾り事件の大騒ぎがまだ収まらず、
首謀者のJeanne de Lamotteの
裁判記録が出版されて
ベストセラーになったりしていました。![]()
なので、Antoinetteは
メンタルをかなりやられていたころです。![]()
3月ごろになると
つわりがひどく体調不良が続きました。![]()
心身ともに不調となって
「男の子が二人いるし、
もう子どもはいいのだけど…」![]()
なんて弱気なことも
考えていたようです。
白髪も出はじめてきて、
ストレスが目に見えて
現れてきていました。![]()
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Allors, on va étudier !
n’est pas encore arrivée ce mois .
クロッテンドルフ将軍夫人が
今月まだ到着していません
La générale Krottendorf クロッテンドルフ将軍夫人
オーストリアでの少女時代に、
生理のことを女の子たちの間で
隠語としてこう言っていました。![]()
語源は不明ですが、
みなさんもこんな隠語を使っていますか?
私が高校生の時は友だちの間で
「おばさん来た~」と言っていました。![]()
これも語源は不明ですが
なんだかAntoinetteたちと
似たような言い方だったのだなぁ
と思っています。。![]()
n’est pas encore arrivée
まだ到着していません
ne(n’ )~ pas があるので否定形です。
pas encore まだ~ない
これだけでも会話で使うことがあります。
例えば、
Caféで
Vous avez choisi ? お決まりですか?
Pas encore . まだです![]()
というと、
「あ、そう…」って感じで
また時間をおいて来てくれます。
est arrivée
日本語では現在形な感じがしますが、
過去形です。
後ほどくわしく…!
ce mois
今月
ce この/その/あの 次に男性名詞が来るときの形
mois 月 男性名詞です
C’est une bonne nouvelle !
それはよいお知らせです!
C’est ~ それは~です
よく使いますね!
une bonne nouvelle 良い知らせ
une 女性名詞に着く不定冠詞 英語の a
bonne 良い 女性名詞に付く時の形をしています
nouvelle ニュース/知らせ 女性名詞です
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Bon, 今回は過去形です。
前にも過去形はあったのですが、
今回のはちょっと説明が必要なんです。。
とりあえず、
Antoinetteのセリフを見てみましょう…
La générale Krottendorf
n’est pas encore arrivée ce mois .
クロッテンドルフ将軍夫人が
今月まだいらしてないのよ。
まだ~ない
という否定になっているのでそれを除くと、
La générale Krottendorf est arrivée ce mois .
クロッテンドルフ将軍夫人が今月、到着しました。
と、なります。
過去の表現は以前にも勉強しましたね。
ややこしくなってしまうといけないので、
あえて復習はしません。![]()
今回のセリフだけに集中しましょう。![]()
今回の形は
est arrivée
なので、
être + 動詞の過去分詞
の形をしています。
être は助動詞として使っています。
もともとは「~です」という意味です。
活用は覚えていますか?
Je suis
Tu es
Il/elle est
Nous sommes
Vous êtes
Ile/elles sont
でしたね。
この活用の後ろに動詞の過去分詞が付いて、
その動詞の意味の過去の表現ができます。
それで、注意したい、面倒なことがあります。
être を助動詞とした場合は
そのあとの過去分詞は主語の性と数に合わせて
e が付いたり
s が付いたりします。
ということで、Anoinetteのセリフをもう一度見ると、
La générale Krottendorf n’est pas encore arrivée ce mois .
「クロッテンドルフ将軍夫人」は女性なので、
arrivée となってます。 e が追加されてます!![]()
発音はしませんので話してる時は分かりません。。
でも単語によっては発音も変わるものがあります。。![]()
では、
なぜそんなめんどくさい助動詞を
使わなければいけないのか…?![]()
フランス語では移動している動作を
過去形にするときは
助動詞は être を使うんです。
これは状態を表しているからです。
要するに、
一か所で出来てしまう点の動作と![]()
どこかとどこかを結んでいる線の動作![]()
と考えたらいいかと思います。
と言うのは、
だいたいどんな動作もそうです。
どこかとどこかを結んでいる線の動作
と言うのは移動してる動作です。
今回の
arriver 過去分詞は arrivé 到着する
というのは
どこかから到着する
という移動の考えです。
êtreを助動詞にするのは他には
aller allé 行く
venir venu 来る
partir parti 出発する
sortir sorti 出かける
rentrer rentré 帰る
などです。
ややこしいです。
Mais でもフランス語というのは
C’est toujours comme ça …![]()
いつもこんな感じです…
ちなみに、以前勉強したという、
過去形は
一か所で出来てしまう点の動作
です。
助動詞は avoir です。
J’ ai
Tu as
Il/elle a
Nous avons
Vous avez
Ils/elles ont
に過去分詞が付きます。
さきほど、Pas encore , の例文に
Vous avez choisi ? お決まりですか?
と言うのがありましたが、これがそうです。
以前のAntoinetteたちのセリフにも
過去の表現がありますので、
よかったら探してみてください。![]()
ではまた
À bientôt !
参考文献
A・フレイザー「マリー・アントワネット」ハヤカワ文庫
B;ヴァンサン「ルイ16世」 祥伝社
H . DELALEX 他 「Marie-Antoinette」 CHÉNE
森本英雄他「新・リュミエール」


