この連載は毎回1組の邦楽アーティストのある1曲について、ラジオの5分番組位のボリュームで語るものです。
タイトルに『1推し』とありますが、連載なので『2推し』はなくて毎回『1推し』です(笑)
また、現在CD化されていない曲やYouTubeでも探せない曲が出てくるかもしれませんが、ご了承ください。

【月曜連載(第7期全16回)】
『ワタクシの1推し~こんな紅白観てみたい』
【第7期第1回(通算57回):オリジナル・ラブ『接吻 kiss』

オリジナル・ラブは『DEEP FRENCH KISS』(1991/06/14発売)でデビューしています。
※デビュー時の日本語表記は『オリジナル・ラヴ』ですが、本連載では現在の日本語表記『オリジナル・ラブ』で表記します。
※取り上げているシングルが何枚目かという点については、オフィシャルサイトに準じます。

こんな紅白~白組のトップバッターは『オリジナル・ラブ』

彼らの事は1991年秋に知りました。
1991年10月から12月、木曜深夜に放送されていた『バナナチップス・ラブ』(フジテレビ)というドラマがありました。
松雪泰子さん主演のこのドラマの主題歌がオリジナル・ラブの『月の裏で会いましょう』(2ndシングル:1991/11/20発売)

番組で聴いた時に物凄く気に入りまして発売日を待ってシングルCDを購入、後に男声では珍しくワタクシのカラオケレパートリーに入りました。

そして1993/11/10発売の5thシングルが『接吻 kiss』(日本テレビ系土曜グランド劇場「大人のキス」主題歌)
オリジナルラブ

写真はアルバム『The Very Best of ORIGINAL LOVE』(ベストアルバム:1995/04/28発売)にしました。

ドラマ自体はあまり記憶にないので恐らくちゃんと観ていなかったんだと思います。
でも発売直後にいいなと思ってすぐシングル買いましたし、よくラジオで掛かっていました。

ちなみにシングルヴァージョンは『接吻 kiss』、アルバムヴァージョンは『接吻』となるようです。

最初はよくある『いいな』の中の1曲でした。
もちろん素敵な歌詞で、タイトルは接吻でも歌詞では口づけというところが好きですし、いいバラードだと思いました。

改めて魅力に気付いたのは2003年、中島美嘉さんによるカヴァーが発表されてから。
『RELAXIN' WITH JAPANESE LOVERS JAPANESE LOVERS ROCK AND COLLECTIONS』というコンピレーションアルバムに収録され、後にシングルカットされたカヴァーは、FMでヘビーローテーションされていました。

元々知っている曲でしたので、最初は『カヴァーが出たんだ』くらいでしたが、何度も聴いているうちに『やっぱりこの曲いいな』
となりまして、原曲を聴きなおすといった形になりました。

今この文章を書くにあたり、再度聴いているのですが、歌詞が特に素敵ですね。

この曲では『長く甘い口づけを交わそう』というところが特に好きです。

世間的にはひとつ前の『サンシャイン ロマンス』(4thシングル:1993/05/07発売)のヒットで名前が知られたのですが、

『中島美嘉さんの接吻の原曲はオリジナル・ラブなんだよ』

と言って両方歌ったこの曲が一番思い出深い曲となっているのです。

『接吻 kiss』、KISSと言えば、そんなタイトルを歌ったことのある方は他にもたくさんいますね。
そんな中から次週紅組トップバッターとして『プリンセス プリンセス』を取り上げます。


『接吻 kiss』

作詞/田島貴男
作曲/田島貴男
編曲/オリジナル・ラヴ