![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240611/14/sacchanyana/f1/d9/j/o1080096815450202655.jpg?caw=800)
累積標高は、大会公式発表で2,529m。
ちょうど40km、一番高い所がコース最高地点の1,010mです。
去年はここでヒィヒィ言っておりましたねぇ〜。
今年は「あらもう着いちゃった」くらいの感覚。
ほんまかいな。
60kmから始まる千光寺への急登と108段階段も、その後のことを考えたらまだ元気だった。
ぜいぜい言いながらも、あの赤い山門を実際に見たかったし、そう思える気持ちの余裕があった。
実際に山門前に辿り着いて、写真を撮ったあと登った108段の階段は、それまで登ってきた激坂に比べるとあっという間に終わって、拍子抜けしたくらい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240611/14/sacchanyana/ad/97/j/o0810108015450203211.jpg?caw=800)
ただ、千光寺を出てもまだしばらく登りは続いて。
ピークを超えた後の急勾配な下りで、これまでと同じようには走れなくなっていることに気づきました。そこまでは下りなら速いラップで5分台も出ていたのですが、7分かかってしまうのです。
登りは歩いても問題ないけど、下りと平地で走れなくなったら、制限時間内にゴールすることはできない。
それが分かっていたから、ここで初めて少し焦りを感じました。
「7分/kmでいいから走れ、歩いたらダメだ」って。
80kmから始まるラスボス坂では、1ミリも走る足は残っていませんでした。
約10kmずーっと登りですから、10kmを歩き倒したことになります。
ピーク以外は、普段なら走れる緩めの坂なんですよ。
ただとにかく長い。延々、延々と、ダラダラ、ダラダラと続く。
途中で「あと少し最後の坂です
」って応援してくれている地元の人たちがいて、”あと少し”を信じてせっせと歩いたのに、ぜんっぜん終わりが見えてこないの。
少しの焦りが、大きな焦りに変わっていました。
第5関門(93km)には、17時50分までに着かなければいけない。
何度も何度も、ガーミンで残り時間を確認して。
第3関門(57km)では1時間、第4関門(74km)では40分の余裕があったから「このままいけば大丈夫〜」なんて口笛吹いていたのに。
第5関門に着いた時は「あと6分」と叫ぶスタッフさんの声が響いていました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240611/14/sacchanyana/0d/04/j/o0709108015450199147.jpg?caw=800)
ゴールまで、あと7km。
制限時間の14時間までは、あと1時間6分です。
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ランナーめし#290
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